特集

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  • 愛媛県
  • 2015年3月26日 • 特集
  • 2014 JALスカイアンバサダー(愛媛) 石川 あかり(ISHIKAWA AKARI) ふと、ゆったりと流れる愛媛の時間を味わいたくなる瞬間があります。 穏やかな気候の中でいただく海の幸や山の幸。どこか懐かしさを感じ、味も想いも全身に染み渡ります。松山の街に降り立って目にする坊っちゃん列車。街中に響き渡る坊ちゃん列車の汽笛は、昔から変わることなく私を出迎えてくれます。そして、幼いころのアルバムに家族と写る道後温泉。 長い歴史の中で城下町として人情が行き交い、育まれてきた文化が、今も人の心を穏やかにするのだと思うのです。 愛媛今治タオル 今治の 綿花が生んだ 肌触(ざわ)り 温暖な気候と水に恵まれた地域で、120年の確かな技術と経験を受け継ぐ、品質と温もりに満ちたタオル。 肌感覚を知り尽くす エジプト・古代ローマ起源のタオルは、明治期初頭の英国から伝わり、大阪でまず生産が始まります。今治では明治27年に製造開始、大正元年に大衆向けが開発。そして大正期末に、高級なジャガード織りの今治タオルが登場。今治は江戸時代から綿花栽培が盛んで、女性たちが紡ぎ白木綿にしたのです。吸水性とともに肌触りへのこだわりは、その当時からです。 四国タオル工業組合 愛媛県今治市東門町5-14-3 TEL:0898-32-7000 皇族歌人、天武天皇の妃 額田王(ぬかたのおおきみ)  熟田津(にちかつ)に 船(ふな)乗りせむと 月待てば 潮(しほ)もかなひぬ 今は漕ぎ出でな (愛媛県道後温泉付近の)熟田津で、(九州・博多に向かい)船を出そうと月を待っていると、潮の流れも良くなってきた。さあ、いまこそ漕ぎだしましょう!天皇に代わって歌を詠む額田王が、朝鮮半島の白村江の戦いに向かう斉明天皇に随行し詠む。しかし先に待つのは栄光ではなく、歴史の転機でした。   いよ観ネット 愛媛県には、日本最古の温泉である道後温泉をはじめ、現存12天守に数えられる松山城と宇和島城、東予の産業遺産である別子銅山跡地、情緒あふれる内子の白壁の町並みなど魅力ある観光地が数多くあります。また、伝統工芸、郷土料理、お祭りなどの文化も色濃く残されており、県内各所で親しむことができます。 

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  • JALスカイアンバサダーが紹介する 愛媛のエレガンス
  • 2015年3月26日 • 特集
  • 松山の街に降り立って目にする坊っちゃん列車。街中に響き渡る坊っちゃん列車の汽笛は、昔から変わることなく私を出迎えてくれます。そして、幼いころのアルバムに家族と写る道後温泉。 JALスカイアンバサダー(愛媛)石川 あかり(ISHIKAWA AKARI)万環玄亀 いとなみのエレガンス 今治タオル 四国タオル工業組合 万葉の湯 万葉集の額田王の歌に「にきたつ(湯が煮えるみなと・津)」の地名で登場する伊予国・愛媛。その道後温泉は、皇族・朝廷とかかわる歴史が古代からあります。伊予国・愛媛は、中国大陸や朝鮮半島と奈良の都をつなぐ文明の大動脈。万葉集に歌われるということは、こころも身体も癒す道後温泉とともに、温順なる愛媛の人が、都の朝廷を支えたという歴史も伝えます。 国の重要文化財 萬翠荘 こころと鏡 松山市の天山神社北遺跡出土遺物からは、倭の五王時代(5〜6世紀)の中国製の鏡が出土しています。古代日本には、鉄器と青銅器がほぼ同時期に渡来。鉄器は主に農具や武具に使われ、青銅器は祭司に使われ、地に埋葬もされます。温順なこころは、気候風土だけではなく、渡来した文明を使い耕かされて形作られたのです。

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  • JALスカイアンバサダーが紹介する 徳島のエレガンス
  • 2015年3月26日 • 特集
  • 帰省していつも感じるのは、徳島の空気はとても澄んでいるということです。澄んだ空気だからこそレンコン畑の蓮も毎朝綺麗に咲き誇り、藍染めの青も唯一無二の青さに染まるのだと思います。 JALスカイアンバサダー(徳島)笠井 留美(KASAI RUMI)万環玄亀 いとなみのエレガンス 阿波和紙 一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館 四国三郎 豊富な水量で紀伊水道に流れ出る「四国三郎」吉野川。その吉野川から望む徳島市の象徴、眉のような姿をもつ眉山(びざん 標高290m)。徳島市内を一望し、視界が良ければ和歌山県の山々も望めます。その大らかで美しい姿は万葉集にも歌われていて、また徳島の地が朝廷と密接な関係を持っていたことも伝えます。 美馬市脇町のうだつの町並み こころの橋 吉野川流域で生産された藍(あい)は、染色の原料、藍玉として全国に出荷され、蜂須賀氏は、藍を専売化して藩の経済を確立します。豊かな地産は、豊かな地域文化を支えます。蜂須賀家と藍商人の経済力に支えられて、淡路島に伝播した人形浄瑠璃が、徳島・阿波で力強い芸風に育っていきます。父の藩への義、母の娘への情、その間に揺さぶられる見る者の情感。阿波の人形浄瑠璃は、江戸と現代の人をつなぐ心の橋です。 人形浄瑠璃 阿波十郎兵衛屋敷 傾城(けいせい)阿波の鳴門 一般財団法人 徳島県観光協会 徳島は昔からある伝統を守り続ける強さを持った私の自慢の故郷でもあるのです。 JALスカイアンバサダー 笠井 留美(KASAI RUMI) 万環玄亀 いとなみのエレガンス

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  • 徳島県
  • 2015年3月26日 • 特集
  • 2014 JALスカイアンバサダー(徳島) 笠井 留美(KASAI RUMI) 一級河川の吉野川や鳴門のうず潮など自然に恵まれた徳島。帰省していつも感じるのは、徳島の空気はとても澄んでいるということです。澄んだ空気だからこそレンコン畑の蓮も毎朝綺麗に咲き誇り、藍染めの青も唯一無二の青さに染まるのだと思います。 学生時代に通学でよく利用した吉野川の河川敷。笛で奏でる阿波踊り「よしこの」の音色がいつも楽しく聞こえてきたものでした。徳島は昔からある伝統を守り続ける強さを持った私の自慢の故郷でもあるのです。 徳島阿波和紙 阿波の和紙 虫一匹も 近寄らず 黄蘗(おうばく)や千振(せんぶり)を使って染めた阿波和紙には防虫効果がある。 強さを内に秘める 1300年前に朝廷祭祀を司る一族、忌部(いんべ)氏が、麻やコウゾから紙や布の知識と技を阿波にもたらします。以来、忌部族始祖のアメノヒワシノミコトを紙の神として崇め祀り、その技術が伝承されてきたのです。最近では、長尺のロール紙やインクジェット対応の和紙も開発します。 一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館 徳島県吉野川市山川町川東141 TEL:0883-42-6120 天武天皇の孫、隠岐に配流となる 船王(ふねのおほきみ) 生没年未祥 眉(まゆ)のごと 雲居(くもい)に見ゆる 阿波(あは)の山 懸けて漕ぐ舟 泊(とまり)知らずも 遠い空に眉のように見える阿波の山を目指して漕いでいる船は何処に泊まるのだろうか。吉野川北岸から「阿波しらさぎ大橋」越しに、眉のように美しく見える眉山。天平6年(734)、聖武天皇の難波宮視察の際、随行の船王が阿波国の方を望んで歌を詠み、眉山山頂には船王の万葉歌碑があります。   徳島県商工会連合会 徳島の春は四国霊場88カ所お遍路さんの巡礼からはじまり、迫力満点の鳴門の渦潮、夏は本場阿波踊りや大浜海岸のウミガメの産卵、海水浴やサーフィン等マリンスポーツも楽しめます。秋は剣山の燃える紅葉と大歩危、祖谷のかずら橋、冬は青色LED発祥の地徳島が誇るイルミネーションや温泉巡り等、四季折々の眺望と味覚を堪能ください。   徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」 徳島と言えば「阿波おどり」。8月のお盆の時期に県内一帯で行われ、特に徳島市内の阿波おどりは全国から約130万人の人出で賑わいます。自然にも恵まれ、海山川の幸を様々な郷土料理で味わえる他、「徳島ラーメン」「半田そうめん」といった麺料理や、阿波藍染、大谷焼といった伝統工芸品も有名です。

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  • 高知県JSA
  • 2015年3月24日 • 特集
  • 愛は「かなし」とよむ字である。 『漢字の世界 2 中国文化の原点』 白川静著 岩波新書 JALスカイアンバサダー 宮地 真弓(MIYAJI MAYUMI) 高知県出身 大好き、ぶんちゃん! 土佐市の青い空と海が大好き。自然の中で遊ぶのが大好きで、好きなスポーツはパラグライダー。ニッコリ笑顔がトレードマークの土佐文旦PR大使「ぶんちゃん」。そして、ぶんちゃんの愛くるしさは、日本人の大いなる歴史と未来を、私たちに伝えてくれているのです。 土佐文旦PR大使「ぶんちゃん
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  • 愛知県JSA
  • 2015年3月24日 • 特集
  • フレイザーは「自然とのある種の物理的な共感」を身につけ、その「共感」をもとにして自然に働きかける技術を「呪術」とした。 『折口信夫』 安藤礼二著 講談社 JALスカイアンバサダー 佐藤 あずさ(SATO AZUSA) 愛知県出身 ハート顔な〜や 鯱(しゃちほこ)をかたどったかぶり物をかぶり、福祉の心=「ハート」と名古屋市の花「ユリ」を手にし、洋服には幸せの四つ葉のクローバーをあしらい、顔の形もハートの「な〜や」。社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会のマスコットキャラクターです。「な〜や」は、人の心に共感を呼び起こす素晴らしい描写性を持つキャラクターです。そして、その「な〜や」は、古代の再生の祈りに通じる共感の歴史を知るヒントが隠された偉大なキャラクターでもあります。 社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会 マスコットキャラクター「な~や」 続きを読む

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  • 北海道 JSA
  • 2015年3月24日 • 特集
  • 精霊のいる所というと、まず言わねばならぬのは、現し世、現し身に対して、隠り世、隠り身ということを、日本の古いところで考えていたことである。 折口信夫(おりくちしのぶ) 民間伝承学講義(大正10年1月28日) JALスカイアンバサダー 佐藤 愛(SATO AI) 北海道出身 コロポックル、見っけた! ゲームアプリ『ドラゴンリーグ』シリーズのキャラクター「コロポックル」は、その描写性においても素晴らしいキャラクターです。バーチャルな世界は、時に現実社会で、私たちが見忘れている大切なモノや価値を思い出させてくれます。そしてゲームアプリのキャラクター「コロポックル」は、遥かなる古代から生きるために必要な情報を現代に甦らせてくれるヒントを持つ、偉大なキャラクターでもあるのです。 妖精「コロポックル」 ゲームアプリ iPhone版「ドラゴンリーグX」 Android版「ドラゴンリーグA」」に登場する召喚キャラクター 株式会社アソビズム  続きを読む

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  • JALスカイアンバサダーが紹介する 高知のエレガンス
  • 2015年3月24日 • 特集
  • 城下にも魅力はいっぱい。 JALスカイアンバサダー(高知)宮地 真弓(MIYAJI MAYUMI)万環玄亀 いとなみのエレガンス 大名道具 兎耳形兜 土佐山内家宝物資料館 土佐山内家宝物資料館は、高知城歴史博物館への移転準備のため、平成27年4月1日から展示室を閉室します。高知城歴史博物館の開館は平成29年春の予定です。 鋼の魂 江戸時代に高知城を築城した土佐藩山内家が、水害を防ぐ都市計画を実施して作った城下町から発展するのが高知市です。高知の伝統工芸品、土佐打刃物は、もともとは刀鍛冶の技。その技が戦乱のない江戸時代に、開田、開拓のために転用されました。土佐打刃物には、武具と同じく人生を切り開く魂が宿ります。 土佐打刃物 高知県 香美市商工会内 土佐刃物連合協同組合 フロンティア・スピリッツ 人生を切り開く土佐の歴史は、戦国時代の土佐の大名、長宗我部(ちょうそかべ)氏が採用した「一領具足(いちりょうぐそく)」にも見られます。戦闘員の足軽が自ら新しく開墾すれば、それを領地として大名が認め、土地を持てる足軽制度です。そして、日本人で初めてアメリカ社会で職を得たジョン万次郎、長崎で貿易会社、亀山社中を結成した坂本龍馬、三菱グループの創始者となった岩崎弥太郎はじめ、土佐には開拓者精神、心を新鮮に保つ歴史が受け継がれていきます。 木造 長宗我部元親坐像(複製・県指定) 高知県立歴史民俗資料館蔵 生きている色 生涯に40万にのぼる植物標本を収集し、1,500種類以上の植物を命名した植物学者牧野富太郎博士(1862-1957)もまた、高知県に生まれ、土佐の豊かな自然に育まれた開拓精神をもつ偉人。そして『牧野日本植物図鑑』をはじめとする著作で、多様な植物の生きる鮮やかさに気づくこと、出会うことの楽しさを伝えてくれます。 牧野富太郎 高知県立牧野植物園 雅の由緒 やまとうた(和歌)は、人の心を種として、自然をも動かし、鬼の心も癒す、と書き残した平安時代の歌人、紀貫之は、国司として土佐に滞在し、土佐日記を残しました。ここから源氏物語も生まれます。宮廷文化を色鮮やかに飾る日本の雅は、豊かな自然を母にします。雅とは多様な色彩であり、生きている色の鮮やかさです。高知のエレガンスは、生きている鮮やかさを知る心なのです。 紀貫之の邸宅近くにある土佐国分寺の苔庭 青い海と緑豊かな大地に囲まれた高知。 JALスカイアンバサダー(高知)宮地 真弓(MIYAJI MAYUMI) 万環玄亀 いとなみのエレガンス

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  • 高知県
  • 2015年3月24日 • 特集
  • 2014 JALスカイアンバサダー(高知) 宮地 真弓(MIYAJI MAYUMI) 青い海と緑豊かな大地に囲まれた高知。幼い頃から身近な遊び場だったエメラルドグリーンの四万十川の輝きは今でも私の心に沁み渡ります。 城下にも魅力はいっぱい。300年以上の歴史を持つ城下の日曜市では、早朝から活気に満ち溢れた高知を体感頂けます。また、夏の風物詩よさこい祭りは訪れる人皆を元気づけます。 人も風景もあたたかい高知。訪れればたちまちそのとりこになること間違いありません。 高知土佐打刃物 土佐の鍛冶 切磋琢磨で 増す切れ味 土佐打刃物は、金属組織を微細化し、切味・耐摩耗性・刃の粘りを鍛える。 鍛冶屋の切磋琢磨が生み出す歴史 鎌倉時代後期に奈良・大和国から移住した刀鍛冶の一派が、戦国の乱世では武具刀剣等の需要に応じたのが始まり。江戸時代は森林資源の確保や新田開発遂行で農林業用打刃物の需要が拡大し、生産量、品質ともに格段に向上。江戸時代の技術と伝統は現代まで受け継がれます。 高知県 香美市商工会内 土佐刃物連合協同組合 高知県香美市土佐山田町宝町2-2-27 TEL:0887-53-4111 朝廷に仕えた武門豪族 紀家の歌人 紀貫之(866頃-945) 忘らるる 時しなければ 春の田を 返すがえすぞ 人は恋しき 一度はこころを治めたあのひとを 春の新田を打ち返すように、思い返しひたすら思う。平安時代第一の歌人貫之は、古今和歌集をまとめ、60歳前後に土佐守として高知に赴任し5年間滞在。その後都に帰る旅を「土佐日記」にします。技巧と優雅さとともに、神々しさと儚さの万葉の歌心をうけつぐ歌人。   高知商工会議所青年部 <仮原稿>高知といえば鰹のタタキですが、まだまだ美味しいグルメがあります。つばがサクサクとしたカステラ生地の「ぼうしパン」、黒糖やイチゴ、ソーダ、しょうがのフレーバーもある「アイスクリン」、細切りにしたさつま芋を揚げて、砂糖をまぶした素朴なおやつ「芋けんぴ」等々…。高知にお越しの際はぜひご賞味下さい。   香美市観光協会 香美市は、高知龍馬空港から車で15分。日本三大鍾乳洞の1つ龍河洞やアンパンマンミュージアムがあり、土佐打刃物やフラフ、農業も盛んなまちです。中でもゆず玉出荷量は日本一!春は桜、秋は美しい紅葉の名所もたくさんあります。山や川、大自然に優しく包まれた私たちの自慢のふるさとへ是非お越しください。

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  • 島根県JSA
  • 2015年3月24日 • 特集
  • 女子が笑うとき、それは神が憑いているのである。(中略)、神々は高天原を揺るばかりに笑いどよめいたが、その笑いは天地の闇をも開くほどの力があった。それは神楽であった。 『漢字』 白川静著 岩波新書 JALスカイアンバサダー 武田 優奈(TAKEDA YUNA) 島根県出身 忘れられない、きぬむすめ! 炊飯米の食味・香り・粘りともに格段に良くて、ツヤと白さが特別な、島根県産米「きぬむすめ」のキャラクターは、その愛くるしい笑顔と大地に根ざした歴史を伝える素晴らしいキャラクターです。そして地域の未来に関係し得る、古代の知恵と記憶を思い出させるヒントを持つ、偉大なキャラクターです。 島根県産米 きぬむすめ JAしまね(米穀課) 続きを読む

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