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徳島県

2015年3月26日 • 特集

2014 JALスカイアンバサダー(徳島)

笠井 留美(KASAI RUMI)

一級河川の吉野川や鳴門のうず潮など自然に恵まれた徳島。帰省していつも感じるのは、徳島の空気はとても澄んでいるということです。澄んだ空気だからこそレンコン畑の蓮も毎朝綺麗に咲き誇り、藍染めの青も唯一無二の青さに染まるのだと思います。
学生時代に通学でよく利用した吉野川の河川敷。笛で奏でる阿波踊り「よしこの」の音色がいつも楽しく聞こえてきたものでした。徳島は昔からある伝統を守り続ける強さを持った私の自慢の故郷でもあるのです。

徳島阿波和紙
阿波の和紙 虫一匹も 近寄らず
黄蘗(おうばく)や千振(せんぶり)を使って染めた阿波和紙には防虫効果がある。
強さを内に秘める
1300年前に朝廷祭祀を司る一族、忌部(いんべ)氏が、麻やコウゾから紙や布の知識と技を阿波にもたらします。以来、忌部族始祖のアメノヒワシノミコトを紙の神として崇め祀り、その技術が伝承されてきたのです。最近では、長尺のロール紙やインクジェット対応の和紙も開発します。
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一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館
徳島県吉野川市山川町川東141
TEL:0883-42-6120
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天武天皇の孫、隠岐に配流となる

船王(ふねのおほきみ) 生没年未祥

眉(まゆ)のごと 雲居(くもい)に見ゆる 阿波(あは)の山 懸けて漕ぐ舟 泊(とまり)知らずも
遠い空に眉のように見える阿波の山を目指して漕いでいる船は何処に泊まるのだろうか。吉野川北岸から「阿波しらさぎ大橋」越しに、眉のように美しく見える眉山。天平6年(734)、聖武天皇の難波宮視察の際、随行の船王が阿波国の方を望んで歌を詠み、眉山山頂には船王の万葉歌碑があります。
 
徳島県商工会連合会
徳島の春は四国霊場88カ所お遍路さんの巡礼からはじまり、迫力満点の鳴門の渦潮、夏は本場阿波踊りや大浜海岸のウミガメの産卵、海水浴やサーフィン等マリンスポーツも楽しめます。秋は剣山の燃える紅葉と大歩危、祖谷のかずら橋、冬は青色LED発祥の地徳島が誇るイルミネーションや温泉巡り等、四季折々の眺望と味覚を堪能ください。
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徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」
徳島と言えば「阿波おどり」。8月のお盆の時期に県内一帯で行われ、特に徳島市内の阿波おどりは全国から約130万人の人出で賑わいます。自然にも恵まれ、海山川の幸を様々な郷土料理で味わえる他、「徳島ラーメン」「半田そうめん」といった麺料理や、阿波藍染、大谷焼といった伝統工芸品も有名です。
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yasuda徳島県

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