いとなみのエレガンス

s37
  • 香川 組手障子 音なく風なく 釘もなし
  • 2014年12月23日 • 香川
  • 香川組手障子 組手障子 音なく風なく 釘もなし 組手は格子が交わる部分に活かされる技法。釘を使わずに木同士を組み、パーツの組子を一つひとつ組み上げて、麻の葉や菱形などの様々な模様を描き出す。 サステナブルに空間を演出! 平安時代は寝殿造の屏風、鎌倉時代は書院や広間の障子、江戸時代は格子に様々な装飾を加えた障子、と室内の装飾は発展しました。香川では、障子は箪笥とともに、指物(さしもの)店で作られました。組手障子を通した柔らかな光は、時ともに微妙な彩をくらしに醸し出します。 高松市 産業振興課 TEL:087-839-2411

2香川 組手障子 音なく風なく 釘もなし
s36
  • 徳島 阿波の和紙 虫一匹も 近寄らず
  • 2014年12月23日 • 徳島
  • 徳島阿波和紙 阿波の和紙 虫一匹も 近寄らず 黄蘗(おうばく)や千振(せんぶり)を使って染めた阿波和紙には防虫効果がある。 強さを内に秘める 1300年前に朝廷祭祀を司る一族、忌部(いんべ)氏が、麻やコウゾから紙や布の知識と技を阿波にもたらします。以来、忌部族始祖のアメノヒワシノミコトを紙の神として崇め祀り、その技術が伝承されてきたのです。最近では、長尺のロール紙やインクジェット対応の和紙も開発します。 一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館 徳島県吉野川市山川町川東141 TEL:0883-42-6120

2徳島 阿波の和紙 虫一匹も 近寄らず
s35
  • 岡山 千年も 火焔(かえん)を繋ぐ 備前焼
  • 2014年12月23日 • 岡山
  • 岡山備前焼 湯のみ 千年も 火焔(かえん)を繋ぐ 備前焼 備前焼は、平安時代のろくろ技術を使う硬質の焼物、須恵器から発展した歴史。 サステナブルはまろやかさ 1000年窯の火が途絶えたことのない歴史があります。釉薬は使わず、焼き締めや窯変(ようへん)で生み出された模様に同じものはありません。焼物の肌に超微細な穴があいていて、甕(かめ)は詰めたモノの熟成を進め、花入は花を長持ちさせ、湯のみは味をまろやかにします! 一般財団法人 藤原啓記念館 岡山県備前市穂浪 3868 TEL:0869-67-0638

2岡山 千年も 火焔(かえん)を繋ぐ 備前焼
s34
  • 広島 江(ごう)の川 森の名人と 共に生き
  • 2014年12月23日 • 広島
  • 広島(伝統工芸品) 三次(みよし)の木工 江(ごう)の川 森の名人と 共に生き 三好市歴史民俗資料館には、この地に縁がある辻村寿三郎の人形作品が展示される。 エコを味わえます! 広島県北部盆地の三次は、古代から出雲街道の要衝の地で、江戸時代は、江の川の河港町です。山間では歴史的に林業も盛んで、現代では木工の作家が森の名手名人と認定され、森との共生がテーマの作品が話題です。良い素材の地産の木材に手間ひまをかけたその仕上げは味わい深いです。 MATU工房 広島県三次市三良坂町三良坂676-12 TEL:0824-44-2192

2広島 江(ごう)の川 森の名人と 共に生き
s33
  • 山口 使うほど 萩焼の肌に 茶が慣れる
  • 2014年12月23日 • 山口
  • 山口萩焼茶碗 使うほど 萩焼の肌に 茶が慣れる 萩焼は、使うごとに茶液が器肌に浸透して、温和な表情へと変わっていく。 柔らかな土味、温雅な釉調、侘びた風情! 江戸初期の萩藩御用窯に始まる400年の伝統。「一楽、二萩、三唐津」とうたわれ茶碗に高い評価。侘び数寄の美感と朝鮮渡来の陶技が融け合い、ざんぐりとした肌合いの素地土と明るく温かい枇杷色や白色の釉薬がみせる素朴で上品なたたずまいが、その魅力です。 山口県立萩美術館・浦上記念館 山口県萩市平安古586-1 TEL:0838-24-2400

2山口 使うほど 萩焼の肌に 茶が慣れる
s32
  • 島根 色漆 スサノオ うならす 八雲塗
  • 2014年12月23日 • 島根
  • 島根八雲塗 色漆 スサノオ うならす 八雲塗 八雲塗は、青貝金銀粉の文様と天然透漆の塗り重ねを研ぎ出す技に全てがかかる。八雲はスサノオが詠んだ日本最初の歌に由来し、和歌の別名。 光沢に出てくる深みと奥行き 江戸時代、大名茶人、松平不昧公の茶道具作りに始まり、明治時代、中国や東南アジアの技法も学んだ漆器の技法。鮮やかな色漆で絵柄を描き、上から透漆を幾重にも塗り重ね砥ぎ出す仕上げ。使い続けると表面の漆が透明になり、絵柄がほんのりと浮かび上がり、神秘的なんです! 一般社団法人 島根県物産協会 島根県松江市殿町191 TEL:0852-22-5758

2島根 色漆 スサノオ うならす 八雲塗
s31
  • 鳥取 鉄と鋼 伯耆(ほうき)の野鍛冶 農助け
  • 2014年12月23日 • 鳥取
  • 鳥取野鍛冶 鉄と鋼 伯耆(ほうき)の野鍛冶 農助け 野鍛冶は、大工道具などの道具鍛冶に対して農具や魚具、包丁、茶道具などを指す。鳥取の野鍛冶は、鉄と鋼のアワセ技。価格と品質で全国で重宝される。 切れ味は折り紙つき! 野鍛冶の鎌は、砂を上流から流し弓ヶ浜(ゆみがはま)半島を造った伯耆国(ほうきのくに)のたたら製鉄が源流。鉄と鋼を調合し焼きを入れて、安くて丈夫な道具を製造します。江戸時代、倉吉の千歯、鍬(くわ)、各種包丁、鉈(なた)、鎌は、船や馬で全国各地に出荷されたのです。 鳥取県 市場開拓局 販路拡大・輸出促進課 TEL:0857-26-7833

2鳥取 鉄と鋼 伯耆(ほうき)の野鍛冶 農助け
s30
  • 兵庫 小野はさみ 時をも刻む 研ぎの技
  • 2014年12月23日 • 兵庫
  • 兵庫小野はさみ 小野はさみ 時をも刻む 研ぎの技 小野はさみは、名工がハンマー一つで叩き出して全てを作り上げる。日本独特の優れた技術。 その切れ味に驚き! 石の包丁は太古から、はさみは青銅器以降。二枚の刃の間の隙間をつめる細工が難しいからです。はさみは、飛鳥・奈良時代に、裁縫技術とともに渡来します。播州・小野では、江戸時代農業の副業としてはさみ作りが広がります。鋼を使い、炉で刃を鍛造し磨き研ぐ、刀剣作りと同じです。 美鈴ハサミ 株式会社 兵庫県小野市黒川町118 TEL:0794-62-5711

2兵庫 小野はさみ 時をも刻む 研ぎの技
s29
  • 大阪 ありがたや 浪速の錫器 毒を解く
  • 2014年12月23日 • 大阪
  • 大阪錫器 ありがたや 浪速の錫器 毒を解く 錫器はイオン効果が高く、毒性を消すので昔から祭器に使われる。 錆びずに水を浄化! 飛鳥・奈良時代から神仏の祭儀用に使われ、鎌倉時代は茶器に、江戸時代は京都を中心に、茶器や酒器に広く一般に使われました。それを支えたのは、大阪の錫器の職人。錫器は、長く使うとグレイッシュになり、光沢が柔らかくなり、落ち着きが出ます。布で表面を磨くと光沢も戻ります。 大阪錫器 株式会社 大阪市東住吉区田辺6-6-15 TEL:06-6628-6731

2大阪 ありがたや 浪速の錫器 毒を解く
s28
  • 和歌山 炭マドラー 回して地球の エコを知る
  • 2014年12月23日 • 和歌山
  • 和歌山紀州炭マドラー 炭マドラー 回して地球の エコを知る 紀州炭マドラーは、通常製造過程の高熱で溶けて無くなってしまう極細備長炭を使用する。希少の素材を贅沢にマドラーに仕上げる。 のこぎりでも切れない自然の息吹宿る一品 木を蒸し焼きにすると、煙や炎のない火力を持続し保存可能な燃料、木炭となります。平安時代空海は中国から木炭の最新技術を持ち帰り、江戸時代紀州田辺の炭問屋備中屋は、江戸の青物町に出荷し、うなぎ屋などで大好評。木炭の中でも最も堅い紀州炭のマドラー。 道の駅 紀州備長炭記念公園 和歌山県田辺市秋津川1491-1 TEL:0739-36-0301

2和歌山 炭マドラー 回して地球の エコを知る