中部・北陸

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  • 三重 組紐の 技を結んだ 絹の道
  • 2014年12月22日 • 三重
  • 三重伊賀くみひも 組紐の 技を結んだ 絹の道 組紐は、正倉院宝物にあるように楽器にも付けられていた。まさに琴線を響かせる糸の芸術。 使い勝手がいい、締めごこち! 飛鳥・奈良時代に、仏教経典等を結ぶ紐などとして日本に伝わった組紐は、やがて武具・甲冑、そして刀剣にも使われ、武人の生命を結ぶ紐となります。伊賀では、江戸時代に武具用の組紐として生産が始まり、明治に京都の和装問屋向けの組紐として再興し、そして現在に至ります。 三重県組紐協同組合 くみひもセンター 三重県伊賀市四十九町1929-10 TEL:0595-23-8038

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  • 岐阜 透ける肌 自然の叡智の ありがたさ
  • 2014年12月22日 • 岐阜
  • 岐阜飛騨春慶 透ける肌 自然の叡智の ありがたさ 飛騨春慶は、使う間に上部の漆が透けて木目が浮き上がるのが特徴。 時が透け、美しさが浮き出ます 江戸時代、名工がたまたま打ち割った美しい木目で盆を作り、茶人金森宗和が透き漆で塗り上げさせ、名陶「飛春慶の茶入」に見立て歴史が始まります。江戸末期・明治は重箱などの角もの、大正・昭和初期は線と円の近代的フォルムと形は変わっても透き通る美は変わらずです。 高山市 商工観光部 商工課TEL:098-868-7866

2岐阜 透ける肌 自然の叡智の ありがたさ
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  • 愛知 職人の 技とセンスが 風を呼ぶ
  • 2014年12月22日 • 愛知
  • 愛知名古屋扇子 職人の 技とセンスが 風を呼ぶ 扇子は、日本で生まれ中国に渡り、気品を高めるアイテムとして17世紀からヨーロッパに伝わる。 幸せを招き寄せる扇子 18世紀中頃に京都から職人が移り住んだ名古屋市西区界隈では、今も昔ながらの技法で扇子が作られます。割竹せん引、要打ち、紙合わせ等、数多い工程をそれぞれの専門職人の伝統技の積み重ねによって生まれる『名古屋扇子』は、祝儀扇や紳士用など普段づかいの扇を得意とします! 株式会社 末廣堂 愛知県名古屋市西区菊井1-1-8 TEL:052-562-0135

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  • 静岡 駿河路で カランコロンと 下駄の音
  • 2014年12月22日 • 静岡
  • 静岡駿河張下駄 駿河路で カランコロンと 下駄の音 駿河張下駄の特徴は、日本の軽くて丈夫な極薄の桐板でデザインすることで、また下駄は子供のバランス感覚を育てる。 張り分けがオシャレ! 静岡の下駄の起源は、弥生時代の登呂遺跡の田下駄から。江戸時代に庶民の履物、下駄が普及し、明治時代に桐の柾経木(まさきょうぎ)を張る張下駄が生まれた。戦後には布、和紙、イグサ、竹皮などを張り、オシャレを楽しむ下駄に発展。表面はソフトで、履き心地に歴史を感じます。 公益財団法人 静岡観光コンベンション協会 TEL:054-251-5880

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  • 山梨 甲州路 鹿革染めに 花が咲く
  • 2014年12月22日 • 山梨
  • 山梨甲州印伝 甲州路 鹿革染めに 花が咲く 印伝は、江戸時代に幕府に献上されたインドの装飾革に由来する。 品よく手触りの良さが素晴らしい! 江戸時代から伝わる、鹿革に漆で模様を付けた革工芸品。古くは奈良時代から、様々な鹿革の工芸品が日本に伝えられました。甲州印伝は、上原家の遠祖が鹿革に漆を塗ることによる創案と言われ、日本で唯一の革工芸品です。模様は多種で、とんぼ・菖蒲・小桜・唐草など。 印傳屋 本店 山梨県甲府市中央3-11-15 TEL:055-233-1100

2山梨 甲州路 鹿革染めに 花が咲く
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  • 福井 越前の 漆の命を 絞り出す
  • 2014年12月22日 • 福井
  • 福井越前漆器 越前の 漆の命を 絞り出す 越前漆器の底艶は、使う間に上部の漆が透けることを想定して、準備されたもの。 自然素材で、環境を汚しません 越前漆器の起こりは、1500年近くの昔に、26代継体天皇の壊れた冠を修理したことから。漆で塗り上げた器に沈金や蒔絵を施すことで、宴や祝い事を華やかに、また凛とした空間に演出してきました。伝統工芸士、山本勝による手彫りの沈金牡丹は、匠の技を堪能できます! 株式会社 曽明漆器店 福井県鯖江市西袋町67-13-3 TEL:0778-65-0071

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  • 石川 人肌に サラリと伝わる 能登上布
  • 2014年12月22日 • 石川
  • 石川能登上布 人肌に サラリと伝わる 能登上布 昔は、能登上布は男物が主流。子が家を出る時には、親は真夏の衣類として柳行李の一番下に能登上布を入れたという。 上品なサラリとした肌触り 通気性が良く、軽く、細く美しい十字が組み合う絣模様が涼感を引き立てる、麻織物の最高級品。古代から地元野生の苧麻(ちょま)で糸を作り都へ献納。やがて上布の原糸を提供していた都に近い近江上布から染織技術を学び、江戸時代の「能登縮(のとちぢみ)」につながります。 能登上布会館 石川県鹿島郡中能登町能登部下134-1 EL:0767-72-2233

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  • 富山 利長(としなが)の 思いが育てた 高岡銅器
  • 2014年12月22日 • 富山
  • 富山高岡銅器 利長(としなが)の 思いが育てた 高岡銅器 その起源は、関ヶ原の戦いの後、藩主だった前田利長が金沢から高岡に移り、あらたに町を起こしたことに始まる。今もその不屈のこころを受け継ぐ。 深い落ち着きを持ちながら、実は軽い! 町の歴史と共に始まる銅器の歴史。藩の保護を受けて鋳物業が発達。幕末明治には豪華な花瓶、香炉、置物等が博覧会で高い評価を得て欧米に輸出。現在でも鋳金、鍛金、彫金の技を駆使した様々な金属工芸作品が作られ、現代生活にあったデザインが工夫されています。 公益財団法人 高岡市民文化振興事業財団 高岡市美術館 TEL:0766-20-1177

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  • 長野 弁当箱 うまみを保つ 人の知恵
  • 2014年12月22日 • 長野
  • 長野小判弁当箱 弁当箱 うまみを保つ 人の知恵 小判弁当箱の漆は、木の割れを防ぎながら、箱内を密閉せずに呼吸する。 冷めても美味しい! 信州木曽で採れる良質なヒノキを薄く挽き、曲げて作りあげる曲げ物は、軽くて丈夫な器です。よし彦の弁当箱は、ご飯を入れた時に余分な水分を取り除いてくれるので、冷めても美味。表面を漆で塗ることで丈夫さを増し、殺菌効果もある。先人の知恵が作り上げたすぐれものの一つです。 有限会社 よし彦 長野県木曽郡木曽町福島5369 TEL:0264-22-2156

2長野 弁当箱 うまみを保つ 人の知恵
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  • 新潟 鎚(つち)と銅 叩いて縮める 燕の器
  • 2014年12月22日 • 新潟
  • 新潟燕鎚起銅器(つばめついきどうき) 鎚(つち)と銅 叩いて縮める 燕の器 明治政府がはじめて参加した、明治6年(1873)ウィーン万国博覧会出品の銅器。 世界でも高く評価される鎚起の銅器 職人が金「鎚」で打ち「起」こし銅を叩いて伸ばすのではなく、叩いて縮めて造形します。多彩な着色は、世界でも燕のみが保有する着色の技法です。江戸時代後期、仙台の渡り職人が燕に鎚起銅器の製法を伝え、近くの弥彦山から産出された優良な銅が支えた歴史なのです。 燕銅器工芸組合 新潟県燕市中央通2-2−21(玉川堂内) TEL:0256-62-2015

2新潟 鎚(つち)と銅 叩いて縮める 燕の器