いとなみのエレガンス

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  • 沖縄 琉球の 風土が育む 赤と黒
  • 2014年12月23日 • 沖縄
  • 沖縄琉球漆器 琉球の 風土が育む 赤と黒 琉球漆器は、政治と信仰との結びつきが強い琉球で、祭事や儀式に使われた。しかし漆自身は原産されない。 丹念に手間をかけた品性 14~15世紀の琉球王国時代に、中国から伝わり、年平均気温22.4℃、湿度77%の風土と漆器作りがマッチし、輝かしい歴史がスタートしました。艶のある黒地、明るい朱色に花模様、光沢のある貝を使った螺鈿細工の皿や椀。王国の品性を示した品質は、今も受け継がれます。 「黒漆雲龍螺鈿大盆」浦添市美術館蔵 浦添市美術館 沖縄県浦添市仲間1-9-2 TEL:098-879-3219

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  • 鹿児島 斉彬 ガラス重ねて 世界見る
  • 2014年12月23日 • 鹿児島
  • 鹿児島薩摩切子 斉彬 ガラス重ねて 世界見る 薩摩切子は、カット文様の中に色の濃淡を表現し、日本風のぼかし効果を生み出す。 世紀を超えた再興、そして創意へ “ぼかし”が薩摩切子の特徴。19世紀中頃、輸出を視野に入れて開発されました。西南戦争の後、約100年の時を経て復興され、現在は、江戸時代の復元品・復興後の創作品・色の層を重ねた二色被せ新作品が制作されています。 株式会社島津興業 薩摩ガラス工芸 鹿児島市吉野町9688-24 TEL:099-247-2111

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  • 宮崎 紅渓石 阿蘇の恵みで 筆走る
  • 2014年12月23日 • 宮崎
  • 宮崎紅渓石硯 紅渓石 阿蘇の恵みで 筆走る 紅渓石は、原石をノミで刻み、砥石で粗削りの後、硯の他、香炉、文鎮など格調高い作品を生み出す。太古の阿蘇の大噴火により、古代から九州では石の造形文化が発達する。 素材と技が見事に整います 江戸時代に、延岡市北川町のゲンサキ山のベンガジガ谷に産する赤岩が、木目が細かく硯の理想の原石であることが発見されました。大阪に出荷されていた原石をノミで削り形を整え、彫刻を施し、最後に仕上げの磨きをかけ整える明治時代からの地元生産は、今も受け継がれます。 一般社団法人 延岡観光協会 宮崎県延岡市幸町2-125 TEL:0982-29-2155

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  • 熊本 肥後 地金に浮かぶ 武家好み
  • 2014年12月23日 • 熊本
  • 熊本肥後象嵌(ひごぞうがん) 肥後 地金に浮かぶ 武家好み 肥後象嵌は、地金には塗料等を一切使用せず錆色だけで仕上げ、地金そのものの美しさを尊重する。 輝きにリズムがあります! 江戸時代、肥後藩主が、滋賀・近江より鍛冶師を招き、武具を作らせたことで歴史が始まります。刀の鍔(つば)、小柄(こづか)に独特のデザインを凝らし、武家に愛されました。象嵌の地金に刻んだ溝に金銀を埋め込んだ文様は、描かれた文様とは違い、所作で輝きが変化します。 株式会社 大住工芸 熊本市中央区新町3-2-1 TEL:096-324-4488

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  • 長崎 ユーモラス 古賀人形で 知る歴史
  • 2014年12月23日 • 長崎
  • 長崎古賀人形 ユーモラス 古賀人形で 知る歴史 古賀人形の西洋婦人のモデルは、150番目の商館長として来日したブロンホフの夫人、ティツィア・ベルフスマ。女性の出島滞在は許されず帰国し、女性は主人の帰国を待たずに死去。出島の日々が、二人の最後の一時だった。 愛くるしさが醸し出る 16世紀に製法が京都から伝えられ、まずは動物の小型人形から、やがて節句や異人の人形も登場して、江戸時代の長崎名物となりました。前後二つの型で粘土を詰め、合体。形を整え、乾燥後約800度で素焼きし、白く地染めし、目を入れ、彩色と丹念に。そして、作意がありません。 長崎市歴史民俗資料館 長崎市平野町7-8 (長崎市平和会館内) TEL:095-547-9245

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  • 大分 姫だるま 益々いやさか 縁を呼ぶ
  • 2014年12月23日 • 大分
  • 大分姫だるま 姫だるま 益々いやさか 縁を呼ぶ 姫だるまは、竹田市の郷土の新年の縁起物。新しい年に福が舞い込むようにと1 月2日の朝に、人形を各戸に配る行事が受け継がれる。 家庭円満や厄よけのご利益 360年ほど前、竹田地方を治めた岡藩の下級藩士の妻がモデル。貧しく喧嘩の絶えない家を出て行き倒れた妻を夫が救い、以来夫婦が円満になり家が栄えた史実に由来。正月に手作りの姫だるまを家々に配る風習が戦後に再興。今も一家を支える人が明るく元気で、家は栄えます! 後藤姫だるま工房 大分県竹田市吉田889-1 TEL:0974-62-3735

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  • 佐賀 有田焼 万華鏡で 知る世界
  • 2014年12月23日 • 佐賀
  • 佐賀有田焼万華鏡 有田焼 万華鏡で 知る世界 万華鏡は、1816年、イギリスの物理学者により開発され、心動かす美しい映像は、ひとを癒す効果がある。 手のひら美術館 有田焼は17世紀中頃には、その美しさと希少価値から「白い金」ともてはやされ世界中に輸出されます。英国200年の万華鏡と日本400年の伝統工芸がコラボして生まれた世界初の磁器製万華鏡。世界万華鏡大会で中里氏がグランプリ賞を受賞するなど欧米でも高い評価が集まる一品です。 有限会社 佐賀ダンボール商会 有田焼万華鏡館 佐賀県西松浦郡有田町下本乙2496-1 TEL:0955-46-5141

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  • 福岡 上野焼 緑青流し 天駆ける
  • 2014年12月23日 • 福岡
  • 福岡上野焼(あがのやき) 上野焼 緑青流し 天駆ける 上野焼の土は、「土もみ三年」長い年月をかけ丹精こめて、やきものに適した状態に仕上げられる。 あっ、軽い! 利休の愛弟子、細川忠興が招いた李朝陶工の尊楷(そんかい)の茶碗から歴史始まります。丹念に土から作り出される陶肌と、流れるような鮮やかな緑の彩色「緑青流し」。器は口に当てて柔らかく、口当たりよく、使って分かる心地よい重さと質感が特徴です。そして収めたモノは腐敗しにくい。 上野焼協同組合 福岡県田川郡福智町上野2811 上野の里ふれあい交流会館 TEL:0947-28-5864

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  • 高知 土佐の鍛冶 磋琢磨切で 増す切れ味
  • 2014年12月23日 • 高知
  • 高知土佐打刃物 土佐の鍛冶 磋琢磨切で 増す切れ味 土佐打刃物は、金属組織を微細化し、切味・耐摩耗性・刃の粘りを鍛える。 鍛冶屋の切磋琢磨が生み出す歴史 鎌倉時代後期に奈良・大和国から移住した刀鍛冶の一派が、戦国の乱世では武具刀剣等の需要に応じたのが始まり。江戸時代は森林資源の確保や新田開発遂行で農林業用打刃物の需要が拡大し、生産量、品質ともに格段に向上。江戸時代の技術と伝統は現代まで受け継がれます。 高知県 香美市商工会内 土佐刃物連合協同組合 TEL:0887-53-4111

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  • 愛媛 今治の 綿花が生んだ 肌触(ざわ)り
  • 2014年12月23日 • 愛媛
  • 愛媛今治タオル 今治の 綿花が生んだ 肌触(ざわ)り 温暖な気候と水に恵まれた地域で、120年の確かな技術と経験を受け継ぐ、品質と温もりに満ちたタオル。 肌感覚を知り尽くす エジプト・古代ローマ起源のタオルは、明治期初頭の英国から伝わります。大阪でまず生産が始まり、大正期末に高級ジャガード織の今治タオルが登場。今治は江戸時代から綿花栽培が盛んで、女性たちが紡ぎ白木綿にしたのです。吸水性とともに肌触りへのこだわりは、その当時からです。 四国タオル工業組合 愛媛県今治市東門町5-14-3 TEL:0898-32-7000

2愛媛 今治の 綿花が生んだ 肌触(ざわ)り