グローバルな経済システムが広がる現代、わたしたちの中から多くの記憶が失われます。記憶は自然や地域の中で埋もれた記憶となります。また歴史は、どんな状況でも記憶がひとの社会を持続可能なものにする力があることを伝えます。9世紀初頭にはじまるアンコール王朝の基礎を作った、1〜7世紀にカンボジア南部を支配した月族の扶南(ふなん)国は、グローバルに海上貿易しながら、内陸を文化施設の寺院から開発し記憶を残します。経済発展と記憶保全の調和例といえます。

グローバルな経済システムが広がる現代、わたしたちの中から多くの記憶が失われます。記憶は自然や地域の中で埋もれた記憶となります。また歴史は、どんな状況でも記憶がひとの社会を持続可能なものにする力があることを伝えます。9世紀初頭にはじまるアンコール王朝の基礎を作った、1〜7世紀にカンボジア南部を支配した月族の扶南(ふなん)国は、グローバルに海上貿易しながら、内陸を文化施設の寺院から開発し記憶を残します。経済発展と記憶保全の調和例といえます。