豊かな地域があって都が栄える。仏教で国を形作るとした6世紀の聖徳太子の方針や、9世紀初頭からのアンコール王朝のアンコール平野の開発に通じる考え方です。またインドの古代思想には、王権なども天と地、自然の循環する大きな流れに根ざすという考えがあります。大地には人間世界だけではなく、別の世界も一緒にある。だから国境のように結界の線が引かれる。結界は聖なるものと結ばれる場所で、その中心に寺院があり、どの地域にもあり、豊かな地域を守るものでした。

豊かな地域があって都が栄える。仏教で国を形作るとした6世紀の聖徳太子の方針や、9世紀初頭からのアンコール王朝のアンコール平野の開発に通じる考え方です。またインドの古代思想には、王権なども天と地、自然の循環する大きな流れに根ざすという考えがあります。大地には人間世界だけではなく、別の世界も一緒にある。だから国境のように結界の線が引かれる。結界は聖なるものと結ばれる場所で、その中心に寺院があり、どの地域にもあり、豊かな地域を守るものでした。