- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-成法寺
- 2021年12月5日 • 特集
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たった一つしかないいのち。 サムライは、いつも肌でそれを感じていた。 だから記録よりも記憶だった。 樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈 室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵 兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、 神仏の守護を得るその前立は、クワガタと日輪。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、 黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、 斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/FESTIVAL成法寺 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瀬波海岸散策路
- 2021年12月4日 • 特集
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見たいものに出向く時、 予想しない美しいものに出会うことがある。 美は情報ではなく、体験だ! 葛飾北斎 凱風快晴 江戸時代 19世紀 東京国立博物館蔵 晩夏から初秋、朝日に染まる赤富士。 ベルリアンブルー(ベルリンの藍)で際立たす。 西洋から立体描写を学び、 木版画の平面に色彩の組み合わせ、 奥行きを描く。 西洋の印象派にも影響を与える。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/ISLANDS/SEA瀬波海岸散策路 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瀬田の唐橋
- 2021年12月4日 • 特集
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夕暮れ、飛び急ぐ烏(カラス)、 あわれなり、と清少納言。 しみじみココロ打つもの、解る、解る。 —日本の美、シチュエーションの美。 歌川広重「名所江戸百景 上野山した」 江戸時代 安政4(1857)年 東京国立博物館蔵 1853年、ペリーの黒船来航。 広重が死の直前まで制作した代表作。 近景、遠景の何気ない江戸の風景を、 フカン、チョウカンを駆使して斬新な構図。 広重は来たる時代を感じ、 日本の情愛ある美しさを保全した。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SUSTAINABLE/POEM瀬田の唐橋 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瀬戸内市 弘法寺 木造阿弥陀如来立像 (附像内納入文書)
- 2021年12月4日 • 特集
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砂漠に影は、自分だけ。 だから木影は、お影さま。 お影さまは、いのちを救う 法隆寺 回廊 飛鳥時代 GO TOKYO ONLINE ロケ地 世界遺産法隆寺は、松の緑が美しい矢田丘陵を背に、 大和平野を見渡す斑鳩の宮に接して、 聖徳太子によって607年頃に創建。 ギリシャのパルテノン宮殿の柱のように、 中央が膨らむ柱が支える回廊。 その回廊の格子窓に、お影さまを実感する。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/UKIYO/PILGRIMAGE“瀬戸内市 弘法寺 木造阿弥陀如来立像(附像内納入文書)” https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瀬戸大橋
- 2021年12月3日 • 特集
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思い通りにならない、 イラつきます、本当に。 —美は、想定の内と外を跨ぐ(マタ)ぐもの。 右隻には日本に到着した黒い南蛮船、 南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、 左隻には白い唐船が入港する中国の港町。 商人、役人、見物人、宣教師、眺める僧侶、遊女など、 賑わい細部まで丁寧に描きながら調和を取る。 日本と中国の港、屏風の間に旅が観える。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/JOURNEY/CIVILIZATION瀬戸大橋 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-雀神社
- 2021年12月3日 • 特集
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国のカタチは、領土ではなく、 豊穣のシステム。 技術と祈りで構成された。 法隆寺 土塀 GO TOKYO ONLINE ロケ地 西院と東院の伽藍をつなぐ参道に続く土塀。 中国・万里の長城にも使われた工法で作られた。 板ではさんで間(マ)を作り、土を入れ押し固め、 繰り返し何層も積み上げる、ミルフィーユのように。 技と手間のが、時空を超える造形を作り、 世界遺産となる。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/FESTIVAL雀神社 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瑞龍寺
- 2021年12月3日 • 特集
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人智を超えて神智を知るとは、 身体で反応すること サムライは、場の生き物だった。 歌川広重「名所江戸百景 上野山した」 江戸時代 安政4(1857)年 東京国立博物館蔵 1853年、ペリーの黒船来航。 広重が死の直前まで制作した代表作。 近景、遠景の何気ない江戸の風景を、 フカン、チョウカンを駆使して斬新な構図。 広重は来たる時代を感じ、 日本の情愛ある美しさを保全した。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/ZEN瑞龍寺 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-瑞巌寺
- 2021年12月2日 • 特集
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日本に渡来した美、 慈悲の心。 仏は美の象徴だった。 観音菩薩立像 法隆寺献納宝物 飛鳥時代 7世紀 東京国立博物館蔵 フタエにあどけない童子の姿。 唇はごくわずかに朱色。 装身具や衣、台座の縁を 特殊な彫刻刀(タガネ)で、 丁寧に、丁寧に文様を打ち出す。 そうして気品が、醸し出された。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/FESTIVAL瑞巌寺 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-水前寺成趣園
- 2021年12月2日 • 特集
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何かを見立てる庭園は、 イマジネーションの泉。 見立ては、思考の滑走路。 志野茶碗 銘 振袖 安土桃山時代〜江戸時代 16−17世紀 東京国立博物館蔵 柔らかいモグサの土を使い、 真円でなく、高低がつく茶碗の口縁、 少し張りのある胴。 鉄を含む鉱物を砕き塗り、筆で絵を描き、 白いユウヤクをかけて焼く。 温もりと振動のイマジネーション。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/GARDEN水前寺成趣園 https://gotokyoonline.org/
- ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-水神社
- 2021年12月2日 • 特集
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神は訪れる。 大切なものは、目に見えない。 ただただ、気配(ケハイ)のみ。 鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈 古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵 中国の鏡を模倣して作られた鏡。 ダリュウは想像上の動物で、ワニの一種とも。 内内に神像と神獣、外内に飛び回る鳥、走り回る獣が、 デザインされる中国の神獣鏡。 内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、 外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SYNCRETISM/EMBODIMENT水神社 https://gotokyoonline.org/