宇宙観を持つ都市アンコール都城は、中心となる寺院が作られてから、水路や貯水池などの水を管理する知恵と技で、周辺地域が開発されました。実はこれはカンボジアの内陸での地域開発で行われたパターン。9世紀のアンコール王朝に先立ち、1〜7世紀にカンボジア南部を支配した月族の扶南(ふなん)国は、河川交通利用の海上貿易とともに、内陸を文化施設の寺院から開発していったのです。これは日本の難波から大和川を経て明日香・奈良に至る開発の形とかさなる部分もまたあるのです。
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