刃は最後。
ただしのぎ(鎬)を削る、
イッ線の美学。
梨地葵紋蒔絵糸巻太刀(イトマキノタチ)
江戸時代 19世紀 東京国立博物館蔵
11代将軍の徳川家斉(イエナリ 1773-1840)が、
江戸幕府を開く家康公の命日に、東照宮に奉納の太刀。
サヤの上部を、ツカもまく糸で巻く、
格調高い太刀の外装(拵 コシラエ)。
漆を塗り、金、銀、錫を一面に蒔き、
梨の表面のように研ぎ、また家紋の葵を研ぎ出す。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。#GOTOKYO
野上弥生子文学記念館
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