まずは、飯食ったか?

2013年4月30日

万環百話

まずは、飯食ったか?
くらしの算段⑥
俳諧師で浮世草子作家の西鶴が書いた「日本永代蔵」は、お金持ちになったひとや家の話をつづっている。共通するのは、正直、勤勉、けちではない。江戸時代、北前船で繁栄する山形・酒田湊の大店、鐙屋(あぶみや)の話。北から南から東から、お店を訪れたお客は、まず台所に通され、米どころの海の幸、山の幸で腹一杯もてなされる。それから仕事の交渉。話がスムーズに進むだけでなく、お礼に貴重な情報もお客は話して帰る。鐙屋の算段である。
くらしの算段
まずは、飯食ったか?

記事へのコメント欄

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA


会員登録をして、社会遺産学芸員になりませんか?
登録を行うと、こんなことができるようになります。
1.会員限定の記事をご覧いただけます。
2.あなたのお住まいの地域の情報を、サイトで発信できるようになります。
社会遺産学芸員に登録する