万環百話
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法然の理念とグローバル経済との違い 頼朝と法然⑨ |

16世紀大航海時代からのグローバル経済は、マニュアル化を求めるシステム。法然の理念は、仕組みがありシステムだが、戒律のようなマニュアル化がない。「選択本願念仏集」のようにテキストは限られ、「法然上人伝絵巻」のように教え・情報は情景的。文字面に縛られず、緩さがある。グローバル経済のシステムには、成長があってこころはない。法然の理念は日本のシステムであり、痛み知るこころがある。法然自身が幼少期にそれを知る。
頼朝と法然