中国・周口店の北京原人遺跡

2013年4月24日

世界遺産+

中国・周口店の北京原人遺跡
Peking Man Site at Zhoukoudian

Fangshanxian County, Beijing Municipality
      

類のはじまりの旅

      

中国・北京の周口店遺跡は、60万年前に東南アジア、マレー半島と陸続きだったスンダランド平野から移動した北京原人の遺跡。直立歩行し洞穴で集団生活し、狩猟・採取をして火を使っていたことが判明した。スンダランド平野のジャワ原人と同じく北京原人も、110万年前までにはアフリカ大陸からユーラシア大陸へ進出。現代の人間、新人ホモ・サピエンスも10万年前、原人と同じくアフリカ大陸から陸続きでスンダランド平野へ移動した。
©2013 UNESCO
  • 群馬・岩宿遺跡

    馬・みどり市にある赤城山の南東、渡良瀬川右岸の小さな残丘にある、旧石器時代の遺跡。富士山や箱根の噴火で放出された火山灰の関東ローム層から3万年前の打製の石斧が昭和21(1946)年に納豆販売をしながら研究を続けた考古学者相沢忠洋により発見された。同じ層からクリの炭化物も発見され、当時植物資源を活用する文化があったことも示す。  

  • 岐阜・金山巨石群

    阜県中東部の下呂市金山町岩瀬、岩屋ダム堰堤の下流約300mの地点にある巨石で構成される遺跡。巨石の石組みが、 イギリスのストーンヘンジのように、太陽暦として機能するように設計され建設された。そしてその太陽暦は、冬至を1年のはじまりとする。その日から日照時間が増え、万物が目覚めていく。これは弥生文化以降も受け継がれる文化。     

  • 秋田・大湯ストーンサークル

    鹿

    角市十和田大湯の丘陵台地にある縄文後期の大型配石遺跡で、複数の遺跡で構成される。一本の立つ石を中心に細長い石が放射状に並び、その外側にまた石が並び、内帯と外帯の2重の同心円となっている。遺跡の中で大きい万座遺跡の最大直径は約52mで、日本で最大のストーンサークル。そのストーンサークルの周辺に住居施設などの跡が発見されている。

中国・周口店の北京原人遺跡

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