韓国・宗廟

2013年4月24日

世界遺産+

韓国・宗廟
Jongmyo Shrine

      

国皇帝の山、泰山の思想とかさなる

      

韓国・ソウルにある李氏朝鮮(1392~1910)王家の先祖を祀る霊廟。1394年の漢陽・ソウルの遷都時に造られ、中国伝統にそって王宮、土地と穀物の神を祀る社稷とともに都の中心を構成した。ハングルを発明した第4代世宗大王はじめ王と王妃の位牌が殿内に納められ部屋が東西に連なり、祭礼儀式以外は扉を閉す。毎年5月400万人に上る李朝王家の末裔達が集まり、伝来の作法で先祖に祈りを捧げる「宗廟祭礼楽」を開催。
©2013 UNESCO
  • 福岡・九州国立博物館

    本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館をテーマに、2005年に福岡・太宰府の太宰府天満宮の裏の丘陵地に建設され開館する。旧石器時代から近世末期の開国まで、日本文化の形成の歴史を解りやすく紹介展示する。江戸期に李氏朝鮮と外交・貿易の実務を担当した対馬宗家。伝わる8万点の大資料対馬宗家文書を調査し、当館文化交流展示室で紹介。         

  • 広島・福禅寺

    山市の鞆町にあり、平安時代の天暦年間(950年頃)空也上人が創建した寺院。客殿は江戸期(1690年頃)に建立され、新将軍祝賀で江戸に旅する朝鮮通信使の迎賓館として日本の文人との交流の場。1711年使節従事官の李邦彦は、朝鮮より東で一番美しい景勝地と賞賛し「日東第一形勝」と書を残した。1748年使節正使の洪啓禧が客殿を「対潮楼」と名づけた書を残す。

  • 岡山・経王山本蓮寺

    戸内市牛窓町にあり、海に映える三重塔、穏やかにたたずむ重要文化財の本堂、中門、法華経を守護する神将を祀る番神堂を持つ寺院。江戸時代、岡山藩の接待施設として使われ、徳川将軍家への祝賀使節、李氏朝鮮の通信使を歓待した。隣接する海遊文化館では、朝鮮通信使を歓待した当地の男子二人で太鼓、横笛と唄に合わせて踊る唐子踊りが紹介される。         

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