モンゴル・オルホン渓谷の文化的景観

2013年4月24日

世界遺産+

モンゴル・オルホン渓谷の文化的景観
Orkhon Valley Cultural Landscape

Orkhon-Kharkorin Region
      

原騎馬文化を受け継ぐ

      

モンゴル中央部オルホン川両岸に広がる草原の王の渓谷。トルコ系ウィグルの都跡8〜9世紀ハルバルガス遺跡があり、中国・唐との関わりを示す漢文とともにモンゴル高原遊牧系最古の文字を刻むオルホン碑文が8世紀トルコ系突厥の遺跡にある。13世紀モンゴル帝国は、オルホン河岸に都カラコルムを築き、帝国消滅後に根づくチベット仏教の寺院跡もある。今も夏この渓谷では、競馬とモンゴル相撲と弓を競う「ナーダム」が行われる。
©2013 UNESCO
  • 長野・望月の里競馬

    野・佐久で11月3日に開催される草競馬。佐久の望月地域は平安期信濃国十六牧、牧場のひとつで、「望月の牧」として朝廷へ献上する名馬の産地として全国に名を馳せる。望月の館に同じ日に生まれた姫と月毛の駒の馬の悲恋、民話の望月の駒も語り継がれる。古代の信州の馬が中世の鎌倉武士団の基礎をつくり、馬の文化を奥州に伝える。         

  • 岩手・毛越寺

    手県・平泉町にあり、本尊薬師如来を祀り、平安時代中期に慈覚大師円仁が開いた寺院。奥州藤原氏2代基衡夫妻と3代秀衡が「堂塔四十余宇、禅房五百余宇」といわれる壮大な伽藍を建立する。伽藍はその後戦国時代に焼失したが、平安期の伽藍形式を伝える建物跡と浄土庭園が残される。2011年に国際的遺跡として世界文化遺産に登録される。      

  • 神奈川・鶴岡八幡宮

    倉幕府初代の将軍源頼朝公が、源氏の守護神としてお祀りした。朝廷を守護した石清水八幡宮を、源氏の氏神とし、源頼義が奥州前九年の役に勝利を祈願し、鎌倉の由比郷鶴岡に勧請したのがはじまり。1180年頼朝公は平家打倒で挙兵し、鎌倉に入った時点で当地小林郷北山に八幡宮を遷し、文治3年(1187)には、流鏑馬神事などを奉納する。

モンゴル・オルホン渓谷の文化的景観

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