世界遺産+
インドネシア・サンギラン初期人類遺跡
Sangiran Early Man Site
Sangiran Early Man Site
Province of Central Java
人
類のはじまりの旅
“ブンガワンソロ、清き流れに今日も祈らん”。ジャワ原人は、インドネシア・ジャワ島中央、霊峰ラウ山から流れるソロ川流域で発見された。古都ソロの北20kmサンギランでジャワ原人を含め初期人類の化石が多数発見された。180万年前アフリカで原人は誕生し、110万年前東南アジアに移動。氷河期ジャワ島はマレー半島と陸続きでスンダランド平野の南辺だった。60万年前に北京原人が分かれ、5〜3万年前にアジア各地において新人のソロ人が分かれる。
©2013 UNESCO
- 那
覇のおもろまちに2007年に県立美術館と併設して開館。1967年に沖縄の石切り場で骨が発見され1万7000年前に存在していたとされる港川人の復元像が展示され紹介される。港川人は男性約153~155cm、女性約144cmの小柄で、腕は細く胴長で手は大きく、下半身がしっかりとし、顎ががっしりし、硬いものも食べていたとされる。
- 群
馬・みどり市にある赤城山の南東、渡良瀬川右岸の小さな残丘にある、旧石器時代の遺跡。富士山や箱根の噴火で放出された火山灰の関東ローム層から、3万年前の打製の石斧が、1946(昭和21)年に納豆販売をしながら研究を続けた考古学者相沢忠洋により発見された。同じ層からクリの炭化物も発見され、当時植物資源を活用する文化があったことも示す。
- 岐
阜県中東部の下呂市金山町岩瀬、岩屋ダム堰堤の下流約300mの地点にある巨石で構成される遺跡。巨石の石組みが、 イギリスのストーンヘンジのように、太陽暦として機能するように設計され建設された。そしてその太陽暦は、冬至を1年のはじまりとする。その日から日照時間が増え、万物が目覚めていく。これは弥生文化以降も受け継がれる文化。