タイ・トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区

2013年4月23日

世界遺産+

タイ・トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区
Thungyai-Huai Kha Khaeng Kanchanaburi, Tak and Uthai Thani provinces

Ayutthaya Province
      

さな生き物からはじまるダイナミックな循環

      

タイ中西部、バンコックの北西130kmミャンマー国境地帯に隣接する王室森林局管理のトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区と農業共同省管理のフワイ・カーケン野生生物保護区。東南アジアの象やトラ、哺乳類の3割以上が生息する。250mからの丘陵地帯、標高1811mのターイパー山を縫うように多くの川が流れ、中央部には草原が広がり、また石灰岩が陥没し湖や沼を作り、ミネラルが豊富で多様な生き物を支える。一般非公開区。
©2013 UNESCO
  • 大分・タデ原湿原

    岳高地は低温のために枯れた植物が腐らずに泥炭化して、栄養分の少ない地で生命が循環する希少な仕組みを生み出す。大分と阿蘇の境、九重連山の北側にあり、火山活動でできた日本最大面積の山岳地域の中間湿原。2005年に国際条約のラムサール条約に登録され、ツクシフウロ、シムラニンジン、オオミズゴケ等の希少な植物も見ることができる。               

  • 徳島・黒沢湿原

    島・三好にある、四国の尾瀬とも呼ばれる標高550m、長さ2km、幅100〜300mの沼沢盆地にある湿原。東・西・北の三方が山々に囲まれ、南方は緩やかに傾斜して松尾川に向かう湿原の中に26.7haの水田があり、水田の畦畔から山麓にはオオミズゴケ・サギソウ・イシモチソウ・キセルアザミなどの水生植物が豊富に植生する。天空の田園。                  

  • 群馬・尾瀬ヶ原・尾瀬沼

    ズゴケは大量の水分を含んで泥炭化し高地で生命循環の母となる。1万年前に福島の燧ヶ岳(ひうちがたけ)の火山・噴火活動でできた湿原で、福島・新潟・群馬にまたがる高地盆地状の高原。尾瀬国立公園に指定され、ミズバショウやミズゴケなどの湿原の植物が群生する。湿原のまわりや間には、湿原の外部から流れる川が土砂を運び、川両側に自然の堤防、拠水林を造成する。

タイ・トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区

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