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タイ・古都アユタヤ
Historic City of Ayutthaya
Historic City of Ayutthaya
Ayutthaya Province
大
阪・中之島ともかさなる
13世紀モンゴル帝国は、国名を元として都を中国内に遷す。モンゴルの雲南侵入で南下したタイ人は、14世紀バンコク北約76キロ、チャオプラヤー川の中洲、東西6km、南北4kmの人工島にアユタヤを建国する。カンボジア・クメール文化を吸収し、レンガ積みの表面に漆喰細工や彫刻を施す寺院群を建設。16世紀王権誇示の豪華装飾の宝冠仏が造形され、アユタヤ仏教芸術は花開く。王朝活動は、チャオプラヤー川を通じた海外交易で支えた。
©2013 UNESCO
- 大
阪城が立つ上町台地、古代の難波宮史跡公園の北西端にあり、2001年に開館したわかりやすく歴史を伝える高層階の博物館。エレベータで10階まで上がり奈良時代の大阪「難波宮」にタイムスリップし、そこから階を降りる毎に現代へと戻ってくる順路構造が設計されている。江戸時代全国から米が集まり発展する大阪に、古都アユタヤは似ている。
- 米
が集まれば相場が立つ。大阪の中之島にあり、明治期の課題、日米不平等条約が解消された1911(明治44)年、北浜相場の巨人岩本栄之助の寄附で完成。鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建、ネオ・ルネッサンスを基調に、バロック的壮大さと、細部に官能的セセッション様式も取り入れ、アーチの屋根を持つ。2002(平成14)年に国指定の文化財となる。
- 江
戸時代全国から米が集まり発展する大阪で、川堀に沿って蔵がたち、商都の中心となった中之島。その中之島に1982(昭和57)年に開館した陶磁専門美術館。韓国陶磁、中国陶磁を中心に国宝の油滴天目茶碗、飛青磁花入をはじめ東洋陶磁等約6000点を所蔵する。15世紀にベトナムで作られた青花 双鳥文盤なども所蔵する。