現代私たちが願いをかけるときも、ひとつ「マ・間」を置く古代からの習慣が受け継がれています。願い祈る神や偉大なるものの恐ろしさを、古代のひとは皮膚感覚で知っており、その感覚は、自然と暮らすことから育ちました。恐ろしさ、荒々しさとの間に「マ」を置くのは、自然を借景する庭も同じ。また一服のお茶でもてなすことも「マ」。もてなしもてなされる人の間に、何かの存在を感じています。それが人へのサービスとの違いですね。
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