1月、西本願寺のお斎(とき)接待!

2013年4月18日

冬の百話:京都

1月、西本願寺のお
とき
接待!

国宝鴻(こう)之間で親鸞聖人を偲びお斎を味わう。天災や戦乱の後、シンプルさに救いを求めた中世の質感も知る旅
  • お斎(とき)接待(西本願寺)

    とき
    接待(西本願寺)

    住所:京都市下京区堀川通花屋町下
    Tel:075-371-5181

    然の弟子、親鸞を宗祖とする浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺は、1月9日から16日まで、宗祖親鸞御正忌報恩講を行う。参加者は、狩野光信に学んだ桃山・江戸初期を代表する渡辺了慶筆の障壁画がある国宝「鴻(こう)之間」で、本願寺や書院の歴史に触れ、親鸞聖人を偲びお斎を味わう接待がある。(接待は1万5千円以上のご懇志で。)

  • 知恩院
    知恩院
    住所:京都市東山区林下町400
    Tel:075-531-2111

    頂山のふもとに広がる浄土宗総本山知恩院。ここに草庵を結んだ法然上人が念仏の教えを説き、ご入滅されたお念仏の聖地。なかでも三門や御影堂(現在修理工事中)は国宝に指定され、日本が誇る歴史文化遺産としても有名だ。法然上人のみ教えを受け継ぐお念仏の道場として、現在も多くの人々の信仰を集めている。         

  • 寂光院
    寂光院
    住所:京都市左京区大原草生676
    Tel:075-744-3341

    はにほへど、散りぬるを我が世たれぞ、常ならむ有為の奥山、今日越えて浅き夢見じ、酔ひもせず。諸行無常で、はかなき人の世。京都大原に佇む天台宗尼寺の当院で、平清盛の息女・建礼門院徳子は、遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子 安徳天皇の菩提を弔い、終生をこの地で過ごす。当院の庭にある心字池は平安後期の心情も表す。                      

  • 三千院門跡
    三千院門跡
    住所:京都市左京区大原来迎院町540
    Tel:075-744-2531

    安後期からはじまる末法思想。その「世も末(すえ)」のはじまりは、永承7(1052)年だと平安貴族たちは信じた。比叡山麓の田園広がる小さな盆地、大原は、古より都の貴人たちが極楽往生を求めた隠棲の里である。当院は代々親王が住職の門跡寺院。境内に敷き詰めた毛氈の様な青苔と、四季折々の風情が生滅滅己(しょうめつめっち)、寂滅為楽(じゃくめついらく)の境地へ誘う。

1月、西本願寺のお斎(とき)接待!

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