8月、夕闇深く染み入る水都まつり

2013年4月4日

夏の旅プラン:大垣

8月、夕闇深く染み入る水都まつり
絵日記入門の守屋の故郷を守屋多々志美術館を起点に巡る。きらきらとしたその描画情感を自分の体験的質感とする旅
  • 水都(すいと)まつり 水門川万灯流し
    水都
    すいと
    まつり 水門川万灯流し

    問合せ先:大垣市観光協会
    Tel:0584-77‐1535

    月上旬、叙情的で夕闇に美しく映える水門川の万灯流し。昭和11年から戦前にかけて毎年7月に「水まつり」が開催され、水泳大会、魚掴み大会などが行われていた。昭和23年に「水都まつり」として再開、その後毎年開催される。大垣駅通りでは、大垣おどり大会など、浴衣姿の市民らが踊りの輪を作って、にぎやかな夏の夜を過ごす。

  • 水まんじゅう(金蝶園総本家)
    水まんじゅう(金蝶園総本家)
    住所:岐阜県大垣市高屋町1-17
    Tel:0584-75-3300
    20

    もの一級河川が流れる水都大垣には、良質の地下水がある。大垣の地下水をふんだんに使ってさらしたあっさりした餡、それを包み込む葛粉とわらび粉でつくられた美しく透明な皮。その水まんじゅうが「猪口(ちょこ)」という陶器に入れられ、涼しげに水底に沈んでいる姿は、まさに水都大垣の夏の風物詩である。       

  • 奥の細道むすびの地記念館
    大垣市奥の細道むすびの地記念館
    住所:岐阜県大垣市船町2-26-1
    Tel:0584-84-8430

    館では、松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」の解説をはじめ、芭蕉の人となりや、旅に生きた人生を紹介する「芭蕉館」、江戸後期から幕末に活躍し、郷土大垣の礎を築いた先人の偉業を紹介する「先賢館」、大垣市と西美濃地域の観光情報や全国の芭蕉関連施設を紹介する「観光・交流館」と、大垣藩藩老・小原鉄心の別荘で市指定文化財である「無何有荘大醒榭」から構成されている。

                                    

  • 守屋多々志美術館
    守屋多々志美術館
    住所:岐阜県大垣市郭町2-12
    Tel:0584-81-0801

    美術館には、守屋多々志の3300余点の作品と絵日記はじめ資料が所蔵されている。日本古来の大和絵を学び、その後イタリアに留学。王朝文学や芭蕉俳諧から明治大正期の人物まで、その独自の歴史解釈と遠近感あふれる構図で、壮大にして優美に描ききった。

    ※画像:守屋多々志作『あすかおと女』
    大垣市守屋多々志美術館蔵

                      

8月、夕闇深く染み入る水都まつり

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