9世紀初頭、アンコール王朝がはじまる聖なる山のプノンクレーン丘は、実はヒマラヤの聖なる山に見立てられました。その丘からなだらかに南西にくだる地に、アンコールの都は築かれ、その中心に建てられた寺院も、また聖なる山の見立て。日本のお祭りで登場する山車(だし)も同じ聖なる山の見立てです。そこにかさなるのは、インド的宇宙観。全ての生命が廻りめぐり転生する。世界遺産アンコールの都城の魅力が色あせないのは、「宇宙観を持つ都市」だからではないでしょうか。
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