3月、豪気、豪快、雛街道!

2013年4月4日

春の旅プラン:酒田

3月、豪気、豪快、雛街道!
写真家土門拳が日本に残してくれた大切なもの、刻(とき)の記憶。故郷を訪ね、土門作品の質感を手にする旅
  • 山王くらぶ
    山王くらぶ
    住所:山形県酒田市日吉町2-2-25
    Tel:0234-22-0146

    上川河口の白鳥たちが北へ帰ると、酒田に雛祭りの季節が訪れる。紅花はじめ北前船で江戸、京坂(けいはん)と交易した酒田には、帰船で雛人形がやって来た。酒田雛街道では、酒田の旧家に伝わるお雛さまや地元に伝わる土人形などが一斉に展示される。日本三大つるし飾りのひとつ「酒田の傘福」も、明治28年建築の旧料亭ここ「山王くらぶ」に展示される。               

                                                                 

  • 本間美術館
    本間美術館
    住所:山形県酒田市御成町7-7
    Tel:0234-24-4311

    和23年からつづく本間美術館の雛祭では、雛人形をはじめ、御所人形や衣裳人形など各種古典人形を展示。美術展覧会場では、高さ50cmの大きな享保雛(きょうほびな)を中心に、立雛・寛永雛・享保雛・古今雛と年代順に雛の歴史を伝える。本間家別荘だった「清遠閣」では、酒田・鶴岡の旧家の見事な段飾りが飾られ、国指定名勝「本間氏別邸庭園」(鶴舞園)も一緒に楽しむことができる。

    ※画像:白崎家の段飾り
    本間美術館蔵(清遠閣会場)

  • 山居倉庫“酒田夢の倶楽(くら)”
    山居倉庫“酒田夢の倶楽
    くら

    住所:山形県酒田市山居町1-1-20
    Tel:0234-22-1223

    戸期東北・奥羽の天領米は最上川河口の酒田に集められ、大型船で日本海を南下し大坂、江戸に運ばれた。集めた米を保管する山居倉庫は明治26(1893)年に建造され、今も現役の農業倉庫。蔵造り12棟の屋根は二重構造、倉の内部は湿気防止構造、背後を囲むケヤキの大木が日よけ、風よけの役目を果たし、自然を利用して低温管理されている。

  • さかた海鮮市場
    さかた海鮮市場
    住所:山形県酒田市船場町2-5-10
    Tel:0234-23-5523(1F 菅原鮮魚)
    Tel:0234-26-6115(2F 海鮮どんや とびしま)

    然を利用した低温管理が持続可能な山居倉庫に近く、酒田港のすぐそばにあるさかた海鮮市場。日本海で水揚げされたばかりの新鮮で美味しい魚を取り揃える。1階の菅原鮮魚は、庄内浜産の地魚を中心に扱って、調理方法の案内や、お持ち帰りに便利な箱詰めもしてくれる。2階の食事処「海鮮どんや とびしま」では、とびしま特製の海鮮丼を、港を一望しながら楽しめる。