春の旅プラン:有田
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GW、町中のお店が陶器屋さんに変身! 「水源の森」百選の黒髪山に頂かれる佐賀・有田。道の両側に店がぎっしり並ぶ陶器市。大いなるテノワールを実感する旅 |
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佐賀県立九州陶磁文化館
住所:佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
Tel:0955-43-3681加賀の窯場奉行 後藤才次郎(1634−1704)は、万治2(1659)年、藩命により製陶法を習いに肥前有田を訪れる。日本磁器発祥の地、佐賀県有田で作り出され、伊万里の港から出荷された古伊万里。当館では、世界有数の柴田夫妻古コレクションや、輸出用伊万里の蒲原(かんばら)コレクションを展示紹介し、当時才次郎が学んだものを目にできる。
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柿右衛門古陶磁参考館
住所:佐賀県西松浦郡西松浦郡有田町南山丁352
Tel:0955-43-2267(柿右衛門窯)有田町で、1616年に日本で初めて磁器の生産が始まる。その後、初代柿右衛門が赤絵付けに成功し、柿右衛門様式が確立。特徴は「濁手」と呼ばれる、米のとぎ汁のような柔らかく温かみのある乳白色の素地の上に、余白を十分に残した、明るく繊細で絵画的な構図。当館で、柿右衛門様式を堪能するとともに、後藤才次郎のこころに火をつけたものにふれることができる。
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黒髪山
問合せ先:(一社) 佐賀県観光連盟
Tel:0952-26-6754有田町は、標高518mの黒髪山に抱かれる町である。登山口に竜門峡があり、河鹿ガエルの歌声が聞こえる渓水は、「水源の森」百選に選ばれ、神秘的な渓谷美をたたえる。春は桜の花びらが舞い、夏には鮮やかな緑に包まれ、秋には渓流に紅葉が映える。そして、ここで本当の自然の色彩を実感する。例えば柿右衛門様式の白は、工業製品の色ではないと。