冬の旅プラン:東京
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2月、浅草寺の節分会、七福神の舞! 観音さまの前に鬼いず、 |
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節分会・七福神の舞(浅草寺)
住所:東京都台東区浅草2-3-1
Tel:03-3842-0181(10:00~15:00)江戸詰めの平戸藩主が隠居後に書いた随筆「甲子(かっし)夜話」は、江戸後期の政治・文化・風俗などを知る重要文献。籠細工の名人が大阪から浅草・両国橋辺にやって来る話もある。「七福神の舞」は、江戸末歌舞伎の劇場「市村座」で、興行に先立つ狂言を再興したもので、節分会に観音さまの功徳を讃えるために奉演される。市村座は静山が描く天保期に、日本橋から浅草に移る。
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寛永寺
住所:東京都台東区上野桜木1-14-11
Tel:03-3821-4440甲子夜話に、浮世絵師の歌川国貞に絵を依頼しようとする貴人「輪門」が登場する。輪門とは寛永寺住職である、輪王寺門跡のことを指す。寛永寺は、将軍の帰依を受けた慈眼大師天海大僧正により創建され、山号を「東の比叡山」を意味する「東叡山」と号する。門主には歴代皇子か天皇の猶子(養子)をお迎えし、「輪王寺宮」と称して天台座主の座につくと共に、比叡山、日光山の両山の山主をも兼務した。
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東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
Tel:03-3821-9270(総務課)江戸時代、寛永寺の住職を務める輪王寺宮が住んだ「本坊」の跡に建つのが当館である。明治5(1872)年、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会を機に創立された博物館。所蔵品は国宝87件を含む11万件を超え、日本・東洋美術の流れを概観できる日本最大の博物館である。岡倉天心は明治中期に美術部長を務め、森鴎外は大正期に総長を務めた。