2月、世界一飛龍窯灯ろう祭り

2013年4月3日

冬の旅プラン:武雄

2月、世界一飛龍窯灯ろう祭り
バレンタインの夜、世界一の登り窯「飛龍窯」は灯籠で銀河の海となる。武雄市歴史資料館を起点に巡る知の灯の旅
  • 武雄市歴史資料館(エポカル武雄)
    武雄市歴史資料館
    住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1
    Tel:0954-28-9105

    戸時代、福岡→佐賀→長崎にいたる長崎街道が整備された。この道は西洋文明学びの道。街道の宿場町武雄の領主・武雄鍋島家の茂義(1800—1862)は、鎖国時代にあっても積極的に蘭学を導入し、医学・科学・航海術・軍学から大砲まで収集した。当館はそのコレクションを展示紹介する。                                          

  • 御船山楽園
    御船山楽園
    住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
    Tel:0954-23-3131

    雄鍋島家の茂義が造園に3年をかけ、標高210mの御船山を借景とする15万坪の池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の大名庭園。茂義は絵画に通じ、狩野派絵師を京都から招き、パース図を描かせた。見所は、春は20万本のつつじ、5千本の桜、そして樹齢170年の大藤。春・秋に公開される別邸「萩野尾 御茶屋」の人気は、お団子やぜんざいの粉茶セット。誠に茂義の知性は美しい。

  • 佐賀県立宇宙科学館
    佐賀県立宇宙科学館
    住所:佐賀県武雄市武雄町永島16351
    Tel:0954-20-1666

    館には、1997年に火星で岩石採取した探査車ソジャーナの模型がある。ギベオン隕石など、200kgもの隕石が展示されている。月面重力などの疑似体験もできる。科学や自然に関する知識を集め、仕組みを工夫し、五感で実感する。蘭書、理化学実験用器具や天球・地球儀、大砲モルチール砲、そして日本庭園を集め造形した、武雄第28代領主・鍋島茂義の知性を受け継ぐ施設。

  • TAKEO・世界一の飛龍窯灯ろう祭り
    TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り
    問合せ先:武雄市営業部観光課
    Tel:0954-23-9237

    雄の竹古場キルンの森公園にある奥行23m、幅9m、高さ3.4mの「飛龍窯」は、一度に12万個の湯のみを焼く世界一の容積を誇る登り窯。2月には灯ろう祭りが開催され、陶器でできた約4000本を超える灯ろうが、飛龍窯周辺に光の海をつくる。併せて、カップルに人気の窯内カフェや出張・楼門朝市などイベントも盛りだくさん。                        

2月、世界一飛龍窯灯ろう祭り

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