夏の旅プラン:飯田
![]() |
8月、あなたを人形劇が魅了する! 飯田は、「貂の皮」の脇坂家ゆかりの地、淡路・大阪から人形劇を受け継ぐ地。モノが伝えるコトの不思議さを知る旅 |
-
飯田市美術博物館
住所:長野県飯田市追手町2-655-7
Tel:0265-22-8118播州龍野と同じく飯田でも、脇坂家は同郷近江の京極家が整備した飯田城を引き継ぐ。本館は、美術・自然・人文の三部門からなる。美術部門の目玉は、当地出身の菱田春草。春草は明治期にあって日本画の近代化を志し、西洋絵画の写実性を取り入れようと試みて、「朦朧体」と呼ばれる輪郭線のない画風を編み出した。
-
柳田國男館
住所:長野県飯田市追手町2-655-7
Tel:0265-22-8118飯田市美術博物館に附属する、國男の書斎を移築した施設。龍野藩のとなり、姫路藩福崎に生まれた松岡國男は、旧飯田藩士の柳田家に婿入りする。國男は文字を介さずに伝わる言い伝えなどを研究して日本民俗学を確立した。飯田には遠山霜月祭り、黒田人形などの伝承文化が今も息づいている。
(飯田市美術博物館の付属施設)
-
飯田市川本喜八郎人形美術館
住所:長野県飯田市本町1-2
Tel:0265-23-359418世紀、脇坂家がかつて納めていた淡路島から、飯田に人形遣いが移り住み、「明神講」の人形劇を伝承。人形劇の祭典に飯田に招かれた人形美術家・川本喜八郎は、人形に情熱を傾ける今日の飯田の人々に感銘を受け、NHK三国志や平家物語に登場した人形を寄贈。そして本館は開館する。「人形は生きている」、この集中力こそ飯田の不思議である。