秋の旅プラン:明日香
9月、ドラマチックな地上絵が出現! 飛鳥資料館を起点にシルクロードを偲ぶ。国営飛鳥歴史公園の高松塚周辺地区で光の地上絵に出会う。 |
-
奈良文化財研究所飛鳥資料館
住所:奈良県高市郡明日香村奥山601
Tel:0744-54-3561資料館の前庭には猿石が集まり、橋を渡ると須彌山石、酒船石、石人像から水が流れ、飛鳥の石造物の往時が再現される。水落遺跡をはじめ、水の流れを組み合わせる石加工技術は、オリエントの文明とつながるシルクロードのオアシスのイメージともかさなりあう。また、館内で紹介されるキトラ古墳内部に描かれる夜空の星の位置の正確さに、意味を深く感じる。
-
石舞台古墳
住所:奈良県高市郡明日香村島庄
問合せ先Tel:0744-54-4577(明日香村地域振興公社)古代明日香には、極めて高い文明が存在していたことを示す史跡である。1300年後、震度5弱の阪神大震災でもこの石舞台が崩れなかったことが証明している。石室の上面の広く平らな天井石は、最大で約77t。小さな石を組み合わせた上に、大きな石を積み上げる。造られた当時の優れた土木・運搬技術の高さがうかがわれる。