世界遺産+
アジャンター石窟群
Ajanta Caves
Ajanta Caves
Maharashtra State, Aurangabad District , Soyagon Taluka, Lenapur Village
奈
良期白鳳の美、その長き旅を知る
インド中部デカン高原、ワゴーラー川湾曲部の断崖にある仏教石窟寺院。前期は紀元前1世紀から2世紀、後期5世紀後半から6世紀に30の石窟が造られる。後期窟内にテンペラ技法で描かれた菩薩像などの壁画が大量に残される。表現性は、古代オリエント的ではなく今のインドでも見られない。「聖室」チャイティヤは縦長で、奥に釈迦の仏舎利を祀るストゥーパ、仏塔を配し、天井に木造建築の梁構造が再現。石窟寺院は7世紀に放棄される。
©2013 UNESCO
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古
都・奈良の斑鳩町にある7世紀初め聖徳太子によって創建された寺。本寺の金堂壁画(7世紀末頃)は、インド・アジャンター石窟群や敦煌莫高窟の壁画と共にアジア古代仏教絵画の代表。この壁画には、4世紀に誕生した北インド全域を支配する大王国グプタ国の西にあるオリエントから伝わった造形性が、インド化されたグプタ様式が見られるアジャンター石窟群と類似性がある。
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7
世紀に持統天皇に創建された本寺では、1960年代から写経して寄附・勧進する写経勧進で奈良時代の白鳳伽藍の復興事業を進めている。白鳳期は仏教が盛んな中国・唐から文化や美術が渡来した時代。白鳳様式とは、西のガンダーラー地方からの文化を、インドのひとが親しみをもてるモチーフに転換したグプタの美のスタイルを受け継ぐ様式。
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仏
教文化が興隆した奈良に位置する、仏教美術を展示の中心とする国立の博物館。飛鳥・奈良時代から平安・鎌倉時代までの仏像を、多数展示する。インドでは、6世紀グプタ朝以降ヒンドゥー教が盛んになり、受けつがれることがなかった仏教美術。一方7世紀インドから遠く離れた日本では、仏教美術が華開く。その歴史がわかりやすく展示・解説される博物館。