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九州国立博物館 天平の鬼、日本のお陰様。

天平の鬼、日本のお陰様。

「鬼は外、福は内」。桃太郎を始めとして、日本の古代から祭りや説話に登場する鬼。鬼は悪魔ではありません。
天災や疫病などの災いを払い、福や徳を守るシンボルです。その証拠品が九州・太宰府政庁跡から出土した8世紀の鬼瓦(重要文化財)。
8世紀は、東大寺の大仏が作られた天平時代を中心に中国・唐風文化の影響を受けた時代です。この鬼瓦も仏を守護する天界の仏像のように、立体的で迫力満点。
太宰府は九州を治め、対外的な防衛と交渉を担う拠点でした。その拠点の政庁を守護するシンボルが鬼瓦。やっぱり、慈悲と鬼が日本のお陰様だったのですね。

重要文化財 鬼瓦
九州国立博物館展示
2018年07月03日~2019年03月31日

旅学協会

奈良国立博物館

master九州国立博物館 天平の鬼、日本のお陰様。

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