

文化力の旅社会遺産学芸員協会(TSHCA)主催 イタリアユネスコ後援 ミラノ万博 UMAMI+イベント ロゴ
阪神淡路大震災から20周年にあたる2015年は、第二次世界大戦の終戦から70年、そしてユネスコ創立70周年にあたります。
第二次世界大戦の空爆で被災したイタリア・ミラノの世界遺産 サンタ・マリア・デル・グラツィエ教会
1942年空爆下のロンドン。当時のイギリス教育相ウィルキンソン女史が開いた戦後復興についての国際会議で、歴史上最も悲惨な戦争を招いた原因がどこにあるのかが話し合われました。そしてたどり着いた結論が、「異文化への無知」でした。この結論からユネスコは生まれ、終戦後1945年に創立しました。
第二次世界大戦の空爆で被災したイタリア・ミラノのショッピングモール、ガッレリア
イタリア・ミラノは、第二次世界大戦の空爆で最も被災した都市です。街の半分近くの建物が被災し、瓦礫と化しました。世界遺産サンタ・マリア・デル・グラツィエ教会の壁画、レオナルド・ダビンチの『最後の晩餐』も、建物崩壊を防ぐ壁として守られ、奇跡的に残りました。
2015年イタリア・ミラノで開催される万国博覧会EXPO ロゴ
第二次世界大戦終戦から70年の今年、そのミラノで持続可能社会を目指し、食と地球をテーマにする万国博覧会EXPOが開催されます。

万環玄亀 アキバからミラノへ 社会遺産学芸員ガール AKB48 岡田奈々
そのミラノEXPO会場で、持続可能社会をテーマにし、日本の社会遺産学芸員が参加するアプリUMAMI+(英語)を無料配布するイベントが開催されます。
アプリUMAMI+では世界のトップシェフ、ボキューズ・ドール・ウィナーのレシピとともに、日本の地産や地域のエレガンスが紹介されます。
設立以来、ユネスコの使命は、戦争を引き起こす相互の風習と、生活に対する無知が引き起こす諸民族間の疑惑と不信に対して、知的連帯(intellectual solidarity)を築くこと。食は人類誕生からの文化です。そして異文化交流の成果です。知的連帯とは、そのUMAMIの記憶です。
多様なる記憶を守るために、社会遺産学芸員の登録が2015年に始まり、そこから新しい世界の歴史が始まります。
