虚(ウツロ)う天守、残る石垣。
天守は無情、石垣は有情。
今と時を知る、組み合わせの美。
葡萄図 立原杏所(タチハラキョウショ)筆
江戸時代 天保6(1835)年 東京国立博物館蔵
立原杏所(1786~1847)は水戸藩の藩士で、
また絵師ではない人が描く文人画の南画家。
そのスタイルは謹直で穏やかなのだが、
酔いにまかせ描くこの作品は、大胆で奔放。
フラットで温暖な中国・江南の風土から生まれた
とらわれることなく自然の風情を描く画が、南画。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。#GOTOKYO
今治城
https://gotokyoonline.org/sustainable-technology-b/