近代化は、美を光学化する、
カラダの外で、美は先鋭化する。
黒田清輝 「読書」
明治24(1891)年 東京国立博物館蔵
薩摩藩士の子供に生まれ、
明治時代の洋画界をリードした黒田が、
パリ・サロンに初めて入賞した作品。
射し込む陽光が、下宿先の娘マリアの顔を、
柔らかに包み込み、色白の肌を照らす。
マリアへの想いも語られる。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。#GOTOKYO
国立西洋美術館
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