王朝貴族は、
歌を書とし、
美を言語化する。
古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵
醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。
マキモノの一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡。
切れ目なく続き、切れ味の鋭い筆線で、
明るく流動する美しい仮名文字。
平安貴族の書道の手本。
豊臣秀吉が高野山の僧に与えて、高野切という。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。
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氷見市立博物館