欧米化。電気化。デジタル化。
外来文明を装いとする
しなやかさが日本の美。
黒田清輝 「湖畔」
明治30(1897)年 東京国立博物館蔵 樺山愛輔氏寄贈
明治時代に洋画壇をリードした黒田が、
箱根・芦ノ湖でのちに妻となる女性をモデルにする。
パリで外光を描く技法を学んだ後、
日本の夏を、淡くしなやかに描く。
水分を含む空気、
日本独自の洋画表現。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。
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