サムライは、そもそも
宮廷にさぶらう(侍らう)もので、
無常を知るもの。
梨地螺鈿(ナシジラデン)金装飾剣(キンソウノカザリダチ)
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵
朝廷儀式のための飾りの剣。
高い位の貴族が、天皇の許可を受けて帯びた。
柄はサメ皮で包み、測り(分銅)の形のツバ(鍔)、
サヤ(鞘)に、メッキで葉や枝をもつ菊の文様、
間にオナガトリ(尾長鳥)を、螺鈿で表す。
ほっそりとわずかに反る、和様の好み。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。
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石清水八幡宮