王朝貴族の場は、
読み書き、言の葉。
貴族は、言語化する生き物だった。
扇面(センメン)法華経冊子
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵
扇の形の紙を冊子にし、
法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、
貴族や庶民の暮らしを描く。
雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、
薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。
月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。
色褪せぬ美を伝える、
シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。
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石州和紙会館