特集

  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-金華山
  • 2021年8月23日 • 特集
  •   天守は虚(ウツロ)い、石垣は残る。 天守は無情、石垣は有情。 今と時を知る、組み合わせの美。   葡萄図 立原杏所(タチハラキョウショ)筆 江戸時代 天保6(1835)年 東京国立博物館蔵  立原杏所(1786~1847)は水戸藩の藩士で、 また絵師ではない人が描く文人画の南画家。  そのスタイルは謹直で穏やかなのだが、 酔いにまかせ描くこの作品は、大胆で奔放。  フラットで温暖な中国・江南の風土から生まれた とらわれることなく自然の風情を描く画が、南画。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SYNCRETISM/GOD金華山   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-近津尾神社
  • 2021年8月23日 • 特集
  •   品は運ぶ、人は旅する。 鳥の渡りは身ひとつ、旅に携える。 人が運べば、想いも旅する。   菩薩半跏(ハンカ)像 法隆寺献納宝物(ケンノウホウモツ) 7世紀 東京国立博物館蔵  痩身で、装身具も簡素な 足を組み瞑想する菩薩像。  666年朝鮮半島で百済が滅ぶ。 多数の王朝の民が日本に亡命。  朝廷の役人が、亡くなった半島出身の 妻のために願いを込めた仏像。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SUSTAINABLE/LANDSCAPE近津尾神社   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-近江神宮
  • 2021年8月23日 • 特集
  •   近代からの農業革命、産業革命、情報革命。 システムを司るものが覇者となる。 古代、そのシステムは時の管理(暦)だった。   銅鐸(どうたく) 青銅製 伝香川県出土 弥生時代(中期) 前2—前1世紀 東京国立博物館蔵  弥生文化を特徴づける国産の青銅器。  表面に区画され、鋳出された絵画。 再生や生育と関連する、シカやウミガメ、 トンボや動物等が描かれ、農耕祭祀と深い関わり。  同じ絵画を持つ銅鐸が存在する。 弥生時代のテーマは、再生産。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/COURT/AGRICULTURE近江神宮   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-琴弾公園
  • 2021年8月22日 • 特集
  •   スマートな情報化時代。 日本の美、 脈動の温もり。   伊万里焼のぞきからくり 江戸時代 18−19世紀 九州国立博物館蔵  透かし彫りが美しい伊万里焼の箱の内には、 卓袱(しっぽく)料理風の膳を置き、  その周囲に羽織姿の男子、 三味線・鼓・琴を奏でる女子や、扇をかざす女子、 ウタゲの様子、楽しそう。  科学技術の普及と見世物の流れを示す。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SUSTAINABLE/LANDSCAPE琴弾公園   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-錦浜散策路
  • 2021年8月22日 • 特集
  •   明日を想うは、暦(コヨミ)から。 太古、古代は今だけ。 朝、昼、夜、ただただ移う。   弥生土器 台付壷 弥生時代(後期) 1−3世紀 東京国立博物館蔵  ギリシア・クノッソス宮殿出土のような土器。 伊勢湾岸で流行の弥生時代後期の土器。  回転させてつける文様や 棒状の粘土ヒモをはりつける文様。  口縁は広く、胴部は下膨れ。 赤色が、そのプロポーションを引き締める。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/JOURNEY/MYTHOLOGY錦浜散策路   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-錦帯橋
  • 2021年8月22日 • 特集
  •   思い通りにならない、 イラつきます、本当に。 —美は、想定の内と外を跨ぐ(マタ)ぐもの。   右隻には日本に到着した黒い南蛮船、 南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、 左隻には白い唐船が入港する中国の港町。  商人、役人、見物人、宣教師、眺める僧侶、遊女など、 賑わい細部まで丁寧に描きながら調和を取る。  日本と中国の港、屏風の間に旅が観える。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SUSTAINABLE/TECHNOLOGY錦帯橋   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-玉藻公園史跡高松城跡
  • 2021年8月21日 • 特集
  •   国宝と情報、 美とは実感。 美の認識には、揺らぎがある。   青磁茶碗 銘 馬蝗絆(バコウハン)三井高大寄贈 中国・南宋時代 13世紀 東京国立博物館蔵  日本に伝わる青磁茶碗を代表する。 銘は、カスガイ(鎹)を馬の背のイナゴ(蝗)に見立て。  室町時代将軍足利義政(1436-1490)が、 ひび割れた茶碗の代品を中国・明に求める。  しかしこれほど優れた品はもう作れないと、 鉄のカスガイで修理の上、戻された名品。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SUSTAINABLE/COEXISTANCE玉藻公園史跡高松城跡   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-玉泉寺
  • 2021年8月21日 • 特集
  •   近代化は、 Market Value(市場価値)で、 必需を決める。 一方、日本の美意識は、 必然だった。   火焔土器 縄文時代(中期) 前3000—前2000年 東京国立博物館蔵  縄文人の宇宙観を表しているとも言われる 不思議な世界を表現する。  眼が奪われる装飾の上部。 渦巻き状で装飾の下部。  頭でっかちで不安定に見えるが不思議なバランス、 積み重ねる技がそれを生み出す。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/JOURNEY/CIVILIZATION玉泉寺   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-極楽寺
  • 2021年8月21日 • 特集
  •   人智を超えて神智を知るとは、 身体で反応すること サムライは、場の生き物だった。   歌川広重「名所江戸百景 上野山した」 江戸時代 安政4(1857)年 東京国立博物館蔵  1853年、ペリーの黒船来航。  広重が死の直前まで制作した代表作。 近景、遠景の何気ない江戸の風景を、 フカン、チョウカンを駆使して斬新な構図。  広重は来たる時代を感じ、 日本の情愛ある美しさを保全した。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/SAMURAI/ZEN極楽寺   https://gotokyoonline.org/  

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  • ナショナルトレジャーとGO TOKYO ONLINE-鏡神社
  • 2021年8月20日 • 特集
  •   神は訪れる。 大切なものは、目に見えない。 ただただ、気配(ケハイ)のみ。   鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈 古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵  中国の鏡を模倣して作られた鏡。 ダリュウは想像上の動物で、ワニの一種とも。  内内に神像と神獣、外内に飛び回る鳥、走り回る獣が、 デザインされる中国の神獣鏡。  内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、 外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。   色褪せぬ美を伝える、シンドバットの宝物 (Treasure of Sinbad)。 GO TOKYO ONLINE/JOURNEY/MYTHOLOGY 鏡神社   https://gotokyoonline.org/  

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