切なさと官能性を裏地に張る!

2013年5月15日

グランシェフの職場

切なさと官能性を裏地に張る!

ーカミューユ・レスク
フーケッツ
ノルマンディーに生まれたカミューユ・レスクは、子供時代パリで菓子職人であった叔父のもとで、クリスマスシーズンを過ごす。街の華やかな飾り付けのライトとともに焼きたてのクロワッサンやパンやビスケットの香りから彼の記憶に刻まれた。やがて彼はパリの最高級ホテル、ホテル・クリオンに入り、世界的グランシェフ、クリストファー・フェルダーと出会う。同じくパリの最高級ホテル、ホテル・モーリスのシェフを勤めたあと、再びフェルダーとともにストラスブルグに近いムトゥジグで自分たちの店を開く。

彼らの作品は、極めてファショナブルで、都会的センスと楽しさに溢れている。彼らの思想は、ケーキからパンに至まで、エレガンスと傑出した優雅さ、フィネスを持つこと。そしてそのエレガンスとフィネスは、壊れやすい切なさと官能性と対をなすものであると。この思想は理論的ではなく現場から得たものであり、また作品の制作行程は極めて理論的である。

グランシェフ+
切なさと官能性を裏地に張る!

記事へのコメント欄

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA


会員登録をして、社会遺産学芸員になりませんか?
登録を行うと、こんなことができるようになります。
1.会員限定の記事をご覧いただけます。
2.あなたのお住まいの地域の情報を、サイトで発信できるようになります。
社会遺産学芸員に登録する