万環百話
東南アジアの道、アンコールに通ず ジャングルと仏像たち① |
カンボジア・クメール王朝建造の世界遺産アンコールワット、アンコールトム。日本で平家や源氏が台頭し、武家の時代となる12世紀から13世紀初頭にかけて、王ジャヤーヴァルマン7世が東南アジアに広がる領土に、アンコールにつながる街道を整備し、病院を建設。観音菩薩の慈悲深き聖域、巡礼の地となる。図絵を得た3代将軍徳川家光も、この地が釈迦が説法を行った祇園精舎だと考えた。王の名のヴァルマンは守護者の意味である。
ジャングルと仏像たち