万環百話
論語と葉隠 本から始まる旅(19) |
論語は江戸時代の武家の習いであり目指す道である。紹介する本は「新編 足利浪漫紀行」と「大隈重信」。近世、関東の最高学府と評され、実践を重んじた足利学校で学ぶ儒学の「論語」と、大隈の出身地佐賀藩で一時禁書扱いも受けた「武士道は死ぬこととみつけたり」の武士道の書「葉隠」が登場する。美は共通しながら、体制性と非体制性。男は武士、花は桜木のサムライもひとつではなかった。その違いを実感する旅を、栃木・足利と佐賀・佐賀が誘う。
本から始まる旅
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