万環百話
絵日記と洛中洛外図の謎解き 本から始まる旅(4) |
洛中洛外図とは、近世京の都を描いた風俗画である。これは本当に価値のあるものだった。受け継がれていくものは伝承も生む。紹介される本は「謎解き洛中洛外図」で、旅は山形・米沢。もうひとつの本は、稀代の画家が書き下ろした「守屋多々志の絵日記入門」で、岐阜・大垣に誘う。絵でつづる日記は、絵画ではないが、自分を読み解き、自身の謎も解くモノでもある。そして2冊の本がともに語る、謎を読み解く鍵、それは季節感だった!
本から始まる旅
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