万環百話
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頼朝の強運 頼朝と法然⑫ |

平治元(1160)年、清盛に敗れた義朝は頼朝を連れ東国を目指す。そして滋賀・岐阜県境近く、東国との境不破の関を前に、琵琶湖湖東で頼朝は、父一行と逸れる。その後父義朝は、東国愛知・知多半島で打ち取られている。一方頼朝は、湖東を北に下り長浜の大吉寺に匿われ後に捕まる。仮に父と同伴していれば、知多半島で頼朝も打ち取られているはず。頼朝が逸れたことが、無為によるか、意図的かはわからない。運命の分かれ道はあった。
頼朝と法然
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頼朝の強運 頼朝と法然⑫ |