中国・安徽南部の古村落—西逓と宏村

2013年4月25日

世界遺産+

中国・安徽南部の古村落—西逓と宏村
Ancient Villages in Southern Anhui – Xidi and Hongcun

Yi county, Huangshan city, Anhui Province
      

別な美意識をもった都市計画

      

中国安徽省南部西逓村と宏村には、明・清期の塩の専売に関わり巨万の富を得た新安商人の住宅が数多く残される。西逓村の基礎は、904年に暗殺された唐の第22代皇帝昭宗の血を引く胡氏一族が、都市設計や土木・建築を担い造る。宏村は、唐の時代に黄帝の山と名がつけられた「黄山」の南西に位置し、豪商・汪氏が家々を水路が巡る集落を12世紀から造る。新安商人は、学問を重視し、科挙合格の役人を数多く輩出し、親孝行が伝統。
©2013 UNESCO
  • 大阪・堺市博物館

    阪・堺にある仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群の出土品から、中・近世自由都市の堺に関する都市資料や鉄砲などの交易品、堺出身の千利休などの資料を展示紹介する。南蛮貿易において堺は「アジアのベニス」と賞賛される、国際港市運営の仕組みが紹介される。                                       

  • 長崎市歴史民俗資料館

    崎市平和会館内にあり、長崎にゆかりのある中国、ポルトガル関係資料や、発掘された考古資料を展示紹介する資料館。出島のオランダ商館長ブロンホフの夫人をモデルとし、原色を取り入れた色使いが特徴的な土人形、長崎古賀人形も展示紹介される。出島を通じて、紅毛文化、唐人文化と東南アジアの文化が長崎でちゃんぽんされるあじわいの歴史がわかる。

  • 山形・本間美術館

    田市にあり、山形庄内地方で大地主だった本間家伝来の文化財を所蔵展示する戦後1947年に開館した美術館。本間家の別荘「清遠閣」、庭園「鶴舞園」とを併せ持つ庭園美術館である。西の堺、東の酒田といわれた港市の歴史。蝦夷地の北の文化と京坂の西の文化が交差する。実践に即したモノを判断する力が、審美眼とかさなりあい、その事実を伝える。  

中国・安徽南部の古村落—西逓と宏村

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