韓国・済州の火山島と溶岩洞窟

2013年4月24日

世界遺産+

韓国・済州の火山島と溶岩洞窟
Jeju Volcanic Island and Lava Tubes

      

りなす自然とひとの芸術

      

韓国本土南岸130kmの済州島は、1万年以上まえに朝鮮半島から切り離された海底の火山活動で誕生した火山島。島内には韓国最高峰、標高1950mのハンラ山をはじめ360もの火山がある。ハンラ山には亜熱帯、温帯、寒帯の植物が垂直に分布する。地下に広がる溶岩洞窟群は世界最大級、マンジャングル(万丈窟)には30万年前の溶岩流が波の形でそのまま固まる。また溶岩は、島の守り神トルハルバンの石像となり島内に立つ。
©2013 UNESCO
  • 大分・熊野磨崖仏

    分国東半島の豊後高田市にある平安後期の磨崖仏。田原山山麓の駐車場から300m、熊野神社に向かう手作りの急な石段の山道の岩壁に、8mの半身像の不動明王像と高さ約6.8mの半身像の大日如来像の2像が並ぶ。磨崖仏は岩壁を浮き彫る。山自身を神や仏と見れば、磨崖仏は山を表すレリーフ。また国東の岩壁質は造形に適した。      

  • 山口・青海島

    口・長門の北、日本海に浮かぶ面積14㎢、周囲40kmの島で、「海上アルプス」と呼ばれる景勝地。いくつかの島が波と沿岸流の堆積でひとつになった。東西北の三面は日本海の荒波を浴び、波浪に侵食されて断崖絶壁、洞門、石柱、岩礁などが16kmにわたり変化に富む。自然の芸術の雄大さを臨場感一杯に体感できる遊覧船が運行される。  

  • 奈良・飛鳥資料館

    良・明日香村にあり、奈良文化財研究所による発掘成果を中心として、古代飛鳥の歴史と文化を紹介している。高松塚古墳出土品、石神遺跡出土の石人像・須弥山石などの重要文化財や、飛鳥寺塔心礎埋納品など貴重な考古資料を多数展示。倒壊したまま発見され、保存処理後に復元展示が実現した山田寺回廊も見逃せない。春秋には特別展も。

韓国・済州の火山島と溶岩洞窟

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