11月、サケのつかみどり!

2013年4月2日

秋の旅プラン:北斗

11月、サケのつかみどり!
童謡「赤とんぼ」の作家三木露風が故郷龍野を思った北海道・北斗。生きるものの望郷の強さを体感する旅
  • トラピスト修道院
    トラピスト修道院
    住所:北海道北斗市三ツ石392
    Tel:0138-75-2139

    れ、働け!明治29(1896)年、フランス・ノルマディー地方トラップにある修道院から、厳しい信仰を持つ9名の修道士が来日。それを始まりとする本院。童謡「赤とんぼ」の作家三木露風は、大正5(1916)年から8年間、ここで文学講師を勤める。「赤とんぼ」は、このトラピスト時代に書かれ、世に発表。この地で龍野を思ったのだ!

  • 男爵資料館
    男爵資料館
    住所:北海道北斗市当別4-3−1
    Tel:0138-75-2894

    道院から津軽海峡方向に車で10分の本館は、男爵イモ開発の川田龍吉男爵を顕彰。龍吉は、船舶機械技術を学んだ留学先イギリスの田園風景がこころの景観となり、明治41(1908)年以来、船舶ドックの役員として赴任した函館で、イモの品種改良に取り組む。33歳違いの龍吉と露風。ともに同修道院で洗礼を受け、また詩情性が通じる。 

  • 咸臨丸の眠るサラキ岬 サラキ岬チューリップ花園
    咸臨丸の眠るサラキ岬
    サラキ岬チューリップ花園

    住所:北海道上磯郡木古内町字亀川55
    Tel:01392-2-2046

    臨丸は、1857(安政4)年にオランダで産声をあげ、幕府海軍の主力艦として配備される。1860(安政7)年、勝海舟や福沢諭吉など百余名を乗せて、日米条約批准のための使節護衛の随伴艦として太平洋を渡る偉業をなし遂げる。維新後は北海道開拓使の輸送船となり、1871(明治4)年9月20日木古内町サラキ岬沖で座礁沈没。サラキ岬には咸臨丸のモニュメントや終焉記念碑、5万球のチューリップ花園があり、歴史と自然を楽しむ観光交流拠点となっている。

  • 北斗市茂辺地(もへじ)さけまつり)
    北斗市茂辺地
    もへじ
    さけまつり

    住所:北斗市茂辺地川下流特設会場
    Tel: 0138-73-3111

    斗市茂辺地川に毎年秋、大海を巡り成長したサケが上って来る。当地では毎年11月3日に「北斗市茂辺地さけまつり」を、下流の河川敷の特設会場で開催する。「サケのつかみどり」、「サケ鍋の無料サービス」などなど。身体の中から温かさを実感できるイベント。サケも露風も、故郷を偲ぶのは同じで、生き物の本能である。                                                                                                                       

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