・武夷山
Mount Wuyi

Wuyishan City, Fujian Province
      

龍茶と文人を生み出す景観

      

中国福建省武夷山は、朱子学の祖・朱熹が生まれ、中国各地から学生が集まる学校が武夷精舎をつくられた地。竹で造った筏が行き交う岩山を蛇行する九曲渓谷は10kmにわたり、昼夜の温度の差で霧が出やすく、巨大な岩の頂、天遊峰(てんゆうほう)からの雲海の眺めは、まさに山水の究極の景観。また烏龍茶の最高級茶の産地であり、また運搬方法が不明な、絶壁の穴の中で発見された4000年前の舟形の棺は、その神仙住むがごとくの世界を象徴する。

©2013 UNESCO

  • 群馬・谷川岳ロープウェイ

    馬と新潟の県境にあり三国山脈に属し、標高1963mのトマの耳、標高1977mのオキの耳といわれる2つの頂上を持つ谷川岳。「からまつはさびしかりけり」と詠んだ北原白秋はじめ多くの文人を魅了した。急峻な岩壁と複雑な地形をもつ太平洋と日本海への水の流れを分つ中央分水嶺。ロープウェイは、麓から標高1319mの山腹までを結んでいる。        

  • 群馬・榛名山

    馬にあり、赤城山、妙義山とともに上毛三山を構成する火山。頂上には火山活動でできたカルデラ湖の榛名湖とカラルデラの中央火口丘の榛名富士がある。中腹の伊香保の沼は、「かく恋ひむとや 種求めけん」と万葉集に登場する。また「榛名山は、巨人のダイダラボッチ、大太郎法師が造った」という山の民話が残る。大太郎法師は渡来神の一寸法師と対をなす。

  • 群馬・赤城神社

    馬にあり、上毛三山を構成する標高1200〜1800mのカルデラの外輪峰を持つ赤城山。その赤城山全体を神体とするのが赤城神社である。関東や東北で火山活動や地震がつづいた平安時代貞観期以降に朝廷はその格式をあげていき、名神大社とする。志賀直哉はひと夏を赤城の山で過ごし、生命の躍動と山水の静謐の軌跡がかさなる小説「焚火」を書く。       


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