・蘇州古典園林
Classical Gardens of Suzhou

Suzhou City, Jiangsu Province
      

代田園詩人の詩情とくらす

      

中国・江蘇省の蘇州では、明の時代を中心に豊かな水を利用し池を配する個人の庭園がつくられた。都市のくらしの中で、自然を取り込む生活をするために、美しい山水の風景が再現され、中国古来の美術、文学、思想が凝縮された。庭園の随所にあるくりぬき門は、風景を絵画的に切り取る額であり、異世界へと通じる洞窟。湖底で浸食された蘇州近く太湖の太湖石は、無限の深みを感じさせるインスタレーション。

©2013 UNESCO

  • 福島・南湖公園

    島県白河市にある南湖公園は、寛政の改革(1787-1793)で知られる白河藩主松平定信によって築造された。身分の差を越え、誰もが憩える「十民共楽」の思想のもと、一般庶民にも開放された日本最初と言われる公園。桜や松、紅葉や雪化粧など四季折々に彩られ、長い年月を経た今も多くの人々を魅了し続けている。                             

  • 石川・兼六園

    川・金沢にあり、17世紀加賀藩の金沢城に隣接し造園された、林泉回遊式庭園で、日本の江戸期大名庭園を代表する。その名前は、洛陽名園記で紹介された中国・洛陽の名園「湖園」を詠った勝れた景観の六つを兼ね備える名園とされたことに由来し、福島・白河の南湖公園を造園した松平定信がつけた。詩や山水画は聖域の目に見えぬ気を切り取り、庭園はその気を多彩に盛る。

  • 茨城・水戸偕楽園

    戸藩第9代藩主徳川斉昭が、天保12(1841)年に造園を開始し翌年開園。千波湖に臨む七面山を切り開き、領民と偕(とも)に楽しむ場にしたいとして毎月「三」と「八」が付く日には領民にも開放された。広さ約13haに100種3000本の梅が植えられ、ウメの異名「好文木」に由来する「好文亭」がある。梅は聖域の目に見えぬ気を文人に伝える。               


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