世界遺産+

インド・アーグラ城塞
Agra Fort

Uttar Pradesh, Agra District
      

地祈る色彩、天体知る文様

      

ムガル帝国第3代皇帝アクバルは、デリー=スルタン朝の最後の都アーグラに遷都し、赤い砂岩で築かれたアーグラ城塞を築く。三方が壁に囲まれ、天井がアーチ状になるイスラームの建築様式のイーワーンで構成された城内の宮殿は、白大理石を多く使い、宝石を象眼し散りばめた幾何学的な装飾を施す。そして息子に幽閉されこの城塞最後の皇帝なる第5代皇帝シャー・ジャハーンは、20年の歳月をかけて造られたタージ・マハルの建造者である。

©2013 UNESCO

  • 世紀につくられたと考えられる王塚古墳の石室は、ほぼ全面に彩色された壁画が飾られている。馬や盾・刀・弓などの武具、幾何学文様などが描かれ、赤、黄、緑、黒、白の5色が使われ、日本国内最多の彩色数。阿蘇山の太古の大噴火は、九州全土に造形に適する良質の石を供給し、装飾の顔料となる土を生んだ。装飾古墳は、阿蘇山文化に属する。          

  • 墳内の石室や崖面の横穴墓の壁画に絵画や文様が描かれた装飾古墳が日本で一番多くみられる熊本。阿蘇から流れる菊池川の流域にある山鹿市、菊水町の地区が「肥後古代の森」として指定され整備されている。史跡岩原古墳群の一角に本館はあり、周辺に岩原横穴墓群が並んでいる。赤色が防疫や除厄をし、幾何学文が天空とつながると古代広域に信じられた。     

  • 曲川が流れる長野・千曲市に4つある前方後円墳の内で、最大の古墳が森将軍塚。古墳時代前期の4世紀末につくられた信濃国の前身となる科野(しなの)の首長の墳墓と思われる。森将軍塚古墳館では長さ7.6m、幅2m、高さ2.3mの原寸大の石室が展示され、壁面に赤色の顔料ベンガラがつかわれていることや、古墳が春秋分線に沿って建造されていることがよくわかる。


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