世界遺産+

インド・サーンチーの仏教建造物群
Buddhist Monuments at Sanchi

Madhya Pradesh
      

塔のその意味を語る

      

インドを統一したアショーカ王(BC268年頃—BC232年頃)が築いた仏教聖地。初期仏教では仏像を造らず、釈迦の仏舎利や高僧の遺骨を納め祀るストゥーパ、仏塔を造営。仏塔四方を囲む門、トーラナは日本の鳥居の原型で、石の経典として瞑想を続けるブッダを誘惑する悪魔の姿などが浮彫りされる。仏教寺院建築は、交流した西洋の建築要素を取り込み発展し、その特徴はヒンドゥー教やジャイナ教寺院にも受け継がれる。

©2013 UNESCO

  • 滋賀・比叡山延暦寺

    賀・坂本の標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。平安時代初期に伝教大師最澄(767- 822)により開かれ、南西の石清水八幡宮とともに、都の北東の鬼門を守る。比叡山の地区区分は東塔、西塔と呼ばれ、また比叡山は日本の東西を等しく守護する。全国6か所の宝塔を建て日本を守護する最澄の構想で、その中心が延暦寺東塔の法華総持院東塔。

  • 和歌山・金剛峯寺

    歌山県北部、周囲を1000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地に位置する高野山にある高野山真言宗総本山の寺院。僧侶、書道家、著作家そして灌漑事業などを行う社会事業家だった弘法大師空海は、弘仁7(816)年高野山を賜り、密教の曼荼羅世界の造形をはじめた。日本初の円筒形の塔身に方形の屋根をかける多宝塔方式の大塔が建立される。

  • 和歌山・紀三井寺

    歌山市の標高228m名草山の中腹にあり、本尊は十一面観音を祀り、西国三十三所観音霊場の第2番目の寺院。8世紀中国・唐の僧侶、為光によって開かれ、名草山に三つの霊泉(清浄水、楊柳水、吉祥水)に寺名が由来するといわれる。本堂は江戸時代の宝歴9(1759)年に建てられ、多宝塔は室町時代の宝徳元(1449)年に和風に唐風を取り入れ建立。


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